bunkamuraギャラリーで開催されている笹尾光彦さんの展示に行ってきました。
笹尾光彦さんについては前回ちょっとご紹介しました。
i-knit-you-purl.hatenablog.com
今年はご夫婦一緒に展示をしています。
笹尾光彦さんの展示会場に行くと、色鮮やかな「パリのお花屋さん」シリーズが迎えてくれます。
アトリエの風景を描いた「RedSofa」シリーズ、「パリのお花屋さん」シリーズ、スクラッチ技法を用いた「クリスマスカード」、「Drawing」シリーズなどが展示販売されていました。日本画家のお父様の作品とコラボレーションした絵もありました。
鮮やかな赤を基調にした作品にワクワクした気分になります。
私が今回素敵だなと思ったのは「Drawing」シリーズです。
2色の油絵の具を一面に塗り重ねて2層にし、その上から細い線で1層目の絵の具を削って被写体を描きます。
例えば赤い絵の具を下地に、白い絵の具をその上に塗り、スクラッチすると、白い背景に、鮮やかな赤い線が浮き出てきます。
シンプルに2色で描かれた絵は、見ていると線が揺らいで何だか生き生きしているように見えます。その不思議な感覚が好きになって家に飾りたいなと思いましたが、部屋に飾るスペースが十分にないので諦めました。
なかなか飾る場所がない方に、ミニフレームの絵も笹尾さんは描かれています。
7x9cmほどのとても小さな絵で、去年私もミニフレームの絵を購入して家に飾っています。小さいけれど額もしっかり付いていて素敵な作品です。
今年もいくつか販売されていました。
展示会場とカフェスペースを挟んだ向こう側に生け花を描いた大きな作品も展示されています。日本画の作風を少し取り入れたいつもとちょっと違う作品も見ることができました。
隣のギャラリーでは笹尾さんの奥様の笹尾つぐみさんの展示も行われていました。
パリの蚤の市で出会った小物をコラージュしたかわいい作品たちが並んでいます。
カラフルなボタンや糸を使ったコラージュ作品は物語を想像できて見ていて楽しいです。
赤と青のスプーンを使った作品はAirFranceでの食事のときに提供されるスプーンを使っているそうです。集められたたくさんのスプーンに笹尾つぐみさんのフランスへの想いが現れているようでした。
私も何か絵を描いたり作品を作ってみたいなと創作意欲が湧き上がった展示でした。
今日行ったところ