思いついたときに書く日記

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

通信講座 課題5 : ジャケット作図 その5

f:id:i_knit_you_purl:20180906065208p:plain

 

前回提出したジャケットの作図課題がかえってきました。

i-knit-you-purl.hatenablog.com

 

添削で指摘された点を忘備録です。

 

  • 前身頃の体のラインの交差は必ずしもWLからHLの1/4でなくてもいい

教科書にはそのように描いてあるのですが、体系によってはWLからHLの1/4が自然なラインになるとは限らないので、自然なラインになるように描けばいい。

 

  • 袖山線は合印(脇線)を直上する

なぜか私は前後身頃の中央から袖山線を引いていました。

教科書にも合印からと書いてあったのに、疲れていたのかな...

袖の傾斜がきつくなったのは、袖山線を間違えたことが原因のようです。

 

  • 袖の描き方

基礎の教科書に書いてある袖の描き方は、原型につけるためだけの袖であって、ジャケットの袖とは別物ということでした。ジャケットの袖にあった袖をその都度描けばいいということで、基礎の描き方にこだわる必要はなかったようです。

 

自分の作図の自然なラインと、教科書のラインの引き方に違いが出たときに、教科書に無理に合わせず、自然なラインで引いて良いということが勉強になりました。

 

添削していただいた作図を使って、ファーストパターンを作成します。

模様編みのカーディガンを編みます!

この前、編みたいものリストで紹介したダルマ毛糸の模様編みのカーディガンを編み始めました。

ちょっと気分転換程度ならいいかな...

 

キットはこんなパッケージで届きます。

f:id:i_knit_you_purl:20181203080745j:image

穀物や飼料を入れる産業用の資材で、丈夫で雨にぬれても大丈夫だそう。

丈夫な素材なので編んだ後は編み物道具とか色々な収納に使えそうです。

 

キットの中身は編み図と毛糸フォークランドウール9玉です。

f:id:i_knit_you_purl:20181203080913j:image

棒針やとじ針は自分で揃える必要があります。

 

通信講座の勉強が優先なので、編むスピードは遅いかもしれませんがのんびり編んでいきます。

 

だいぶ寒くなってきたので、今年の春に編んだガンジーセーターを着ました。

毛糸が良いものだからなのか、なぜかすごく暖かい。

いつもはヒートテック、セーター、上着の三枚重ねでも寒いのですが、手編みのセーターは上着がなくても寒くありません。

本当に暖かいので、市販のセーターやカーディガンを手編みのものに少しづつ置き換えようかなと思ってしまいました。

通信講座 課題 7 : コートのデザインと作図 その3

 

f:id:i_knit_you_purl:20181109160941p:image

 

今日は作図を書きました。

 

作図の手順

 

 

原型を作図

9AR寸法で原型を描きます。

f:id:i_knit_you_purl:20181115070502j:plain

 

ゆとりを入れる

セーターなど少し厚めの洋服を下に着込むことを想定して、ゆとりは多めにしました。

f:id:i_knit_you_purl:20181115070618j:plain

後ろ袖ぐり、前袖ぐりと衿、脇身頃と袖ぐりにの順番ゆとりを入れ、出来上がり線を最後に書きます。

 

身頃の作図

ゆとりを入れた原型をもとに、プリンセスラインの見頃を作図します。

f:id:i_knit_you_purl:20181115070645j:plain

 

袖の作図

作図した身頃から袖を作図します。袖はタイトスリーブです。

f:id:i_knit_you_purl:20181115070725j:plain

 

衿の作図

衿も身頃をもとに作図します。ラウンドカラーです。

f:id:i_knit_you_purl:20181115070854j:plain

 

ジャケットの描き方、ワンピースの要素など、コートには色々な要素が集まっていて、今までの課題の総復習という感じでした。

作図までできたので、課題を提出します。

 

入れ替わりでちょうど前回のジャケット作図の課題が返却されたので、復習します。

日本民藝館に行きました

前から行きたいと思っていた日本民藝館に行ってきました。

日本民藝館京王線駒場東大前から徒歩5分ほどの場所にあります。

 

f:id:i_knit_you_purl:20181214173346j:plain

日本民藝館の入り口

民藝館の入り口には大きなかめや、石の彫刻が並んでいます。

 

館内は写真撮影禁止なので、民藝館の良かったところを文章でできるだけ説明してみます。

 

一階

玄関

木造の温かな作りで、建物に入った瞬間にすごく落ち着く!(家に帰ってきたときのホッとする感覚)と思いました

玄関は吹き抜けの大きなフロアになっていて外で見た感じよりも広く感じます。

スリッパに履き替え、木のフレームのガラス張りの素敵な受付へ。入館料を払います。

館内は順路はなく、自由に好きなところから見ていきます。

作品展示室

今の期間は新作工藝公募展が開催中で、準入選作が展示されています。

私が訪れた時は陶器、ガラス、曲げわっぱ、ストール、お正月飾りなどが展示されていました。

新作公募展の作品はなんと全て購入することができます。

準入選作の作品は、即日販売なのでその日のうちに引き取ることができます。

柚木沙弥郎の染色

染色家の柚木沙弥郎さんの作品が展示されています。今も精力的に活動をされている方です。

今年の6月24日まで行われていた「柚木沙弥郎の染色」ので展示されていた作品の一部を見ることができます。

色鮮やかでモダンな作品ですが、普段の生活で使ってみたいと思うような親しみやすさのある染物です。

ちょうど明日の日曜美術館で柚木さんの再放送もされるので見たいと思っています。

売店

民芸に関する書籍や、食器や紙製品、玩具、置物など色々な民芸品が販売されています。

私が気になったのは手毬と鳥笛。家に飾りたいと思ったのですが、飾り方が思いつかなかったので、今回は我慢しました。手毬はどうやって飾るものなんだろう。

前回銀座たくみで購入したふきんがありました。乾きが早く食器を拭くときに使い心地がいいのです。予備が欲しかったのですが、銀座たくみまで行かないといけないかなと思っていたので、ここで手に入ってよかったです。

 

二階

1925〜44年の濱田庄司

昭和を代表する陶芸家、濱田庄司の作品が展示されています。

この部屋には休憩できる椅子とテーブルがあり作品を座ってゆっくり見ることができます。

これらの家具も民芸品。実際に座って心地よさを体感できます。軽くて座り心地の良い椅子でした。

朝鮮時代の諸侯芸

私が心惹かれたのは色々な箱です。特に螺鈿の箱に惹かれました。貝の虹色の光沢がある部分を切り出して作られている箱で最初に、繊細な模様と貝の光沢の美しさとに惹かれます。よく見ると所々傷やシミが見られ、よく使い込まれていることがわかります。直感で見て欲しいという意図から説明書きがほとんどありません。繊細で美しい箱だから、綺麗な女性が大切なものを入れていたのかな使っていたのかなと想像が膨らみます。

聖像・仏像・彫像

日本や世界の聖像、仏像などが展示されています。

海外のイコン画なども展示されていましたがここに展示されているとちょっと東洋の要素を感じてしまうのが不思議です。

無地白磁と石工品

21_21DisighSightの民藝展で開催中の民藝展でも展示されていた水滴がありました。

民藝展の時は水滴単体で展示されていたので、何に使うものだろうと悩んだのですが、ここでは硯とセットで置いてあったので、墨汁を入れるものとすぐわかりました!水滴は形が様々で、置物にしても素敵だなと思ってしまいます。

展示室

新作公募展の受賞作と入賞作が展示されています。

陶磁器が3割、かごが3割、残りは布、木工品などといった構成でした。

私が気になったのは小ほうきです。緑色の稲の先が束ねられたもので、ちらほらお米が付いたままになっています。お米がアクセントになって飾っても素敵だなと思う作品でした。

受賞作と入賞作も購入することができます。予約販売で、会期中は展示されて、会期後に作品を引き取ります。

ほとんど一点もので、受賞作や入賞作は公募展が始まってすぐに売れてしまうようです(中には追加注文も受け付けているものもありました)。私がここを訪れたのは公募展が始まって5日目でしたが、受賞作・入賞作はほとんど買い手がついていました。気になる方は初日に見に行かれるのが良さそうです。

家具など製作に手のかかっている品物はそれなりのお値段ですが、食器などは気軽に購入できるリーズナブルな価格なのが嬉しいです。

 

最近寒くて外に行くのが億劫な今日この頃ですが、民芸品を見ていると温かさを感じます(館内もとても暖かいです)。今まで見たことがない独特な作風を見て、私も創作のアイディアがちょっと湧いてきたような気がしました。またときどき訪れたいなと思います。

 

今日行った場所:日本民藝館

www.mingeikan.or.jp

新作工藝公募展は12/24まで。

mt store at LAFORET HARAJUKUに行きました

今日はラフォーレ原宿で行われているmt storeに行きました。

ファッション・カルチャーを発信するショッピングセンターです。

 

フォーレの通りはよく通りかかっていますが、ラフォーレには入ったことがありません。mt storeのイベントがなければたぶん行くことはなかったかもしれません。

 

mt storeは2階にあります。

f:id:i_knit_you_purl:20181214172106j:plain

蛍光色のカラフルな外観です

モビール?がラフォーレらしい装飾です。

f:id:i_knit_you_purl:20181214173359j:plain

ハンガーと洋服をかたどったモビールがたくさん飾られています

 

限定テープ

限定テープは5種類ありました。4ついいなと思ったのを買いました。

クリスマス柄だけ、使う機会が限られそうと思ってやめておきました。

 

f:id:i_knit_you_purl:20181214172045j:plain

mt帖に貼ってみました

おもちゃのマスキングテープ(上から三番目)にとても懐かしいものが...

カラフルなバネのおもちゃは小学生の頃に買ってもらってよく遊んでいました。階段からバネを落として遊ぶのが好きだったなと懐かしく思い出しました。

新作テープはクリスマス柄が豊富でした。さっきクリスマス柄は使う機会が限られると書いたのに、2つも買っています。

f:id:i_knit_you_purl:20181214172038j:plain

左:雪のオーナメント 右:黒猫のクリスマス

ただ、かわいかったので買ってしまった...向こうにぼんやり写っているニードルキャップのクマ(コアラ?)さんが呆れているようにも見えます。

 

試し貼りコーナー

ロゴ入り缶バッチを限定テープで作ってみました。

f:id:i_knit_you_purl:20181214172059j:plain

まだ空いていた頃の試し張りコーナー

ここに来た時から早く帰りたい気持ちでいっぱいだったので、一番気に入ったテープ一色で。

プレスすればもう終わりというところで、缶バッジのプレス機の前でなぜか沢山のガチャガチャを開封している人がいた...混み合ってきたし開ける場所がなかったから仕方ないかなと思いつつ、ちょっと待って無事に完成しました。

f:id:i_knit_you_purl:20181214172052j:plain

ラフォーレ原宿パターンの缶バッジが完成!

 

その他

そのほかでは掴み取りと、ガチャガチャがありました。

私はやらなかったけれど、つかみ取りはハロウィンの時と同じで盛況でした。

 

stampralley

このイベントで10個集まりました!

10個集まると来年のFactory tourの優先参加券と、マスキングテープのセット2種類の中から1つ選べます。

私はFactory tourの参加権にしました。1月から2月にツアーの予定がアナウンスされるので、申し込みの際にアプリの番号を入力すればいいということでした。来年が楽しみです。

 

今日は文具女子博帰りの方もいらっしゃっていてとても盛況でした。

 

今年のmtイベントはこれで終わりかなと思います。

一年でいくつ行ったんだろう...そのうち振り返ってみようと思います。

 

イベントは26日までです。

mt store at LAFORET HARAJUKU|CONTAINER

通信講座 課題7 : コートのデザインと作図 その2

f:id:i_knit_you_purl:20181109160853p:image

今日はコートのデザインです。

 

冬用のコートということで、デザインを描いてみました。

 

プリンセスラインのロングコートで、身頃、袖、衿のデザインは以下の通りです。

  • 身頃はプリンセスライン
  • 袖はタイトスリーブ
  • ラウンドカラー
  • シームポケット

 

色は紺色で、ボタンは皮ボタンのイメージです。

いつも最後までボタンについては悩む(ほぼ完成した洋服を手芸屋さんに持って行ってボタンを合わせて決めることが多い)のに、今回は皮ボタンとピンときました。

 

デザイン画は早村是州さんの「ファッションデザイン画ービギナーズ超速マスター」を見ながら描いてみました。

f:id:i_knit_you_purl:20181115070255j:plain

コートのデザイン。背中に間違えて線を引いてしまった...



直線の引き方、円の描き方から、下絵、ペン入れ、色ぬりまでとても丁寧に説明された本です。

本の説明に沿ってじっくり練習してから描きたいですが、あまり時間がないので、今回必要なところだけさっと読んで、ボディから描いてみました。

説明が重要な要点を掴んでいて、前回のデザイン画と比べるとだいぶ良くなった気がします。

 

もっとしっかり練習すれば、まだ上達しそうと思ったので、課題が全部終わったらデザイン画の勉強をしようと思います。

「キャメラマンMIYAGAWAの奇跡」を見て

先週Eテレで放送された宮川一夫さんのドキュメンタリーの感想です。

f:id:i_knit_you_purl:20181211184808j:image

 

宮川一夫さんについて

宮川一夫さんは日本映画のカメラマンです。

日活の現像所で見習いとして働き始め、撮影部に異動し、日本映画の巨匠と言われた黒澤明監督や市川崑監督などのカメラマンを勤めました。

今年で生誕110周年を迎え、ニューヨークでデジタル復元した映画が上映されました。

 

ドキュメンタリーの内容

デジタル復元の担当者から見た作品の魅力や、宮川さんが生み出した独特な表現方法の数々が遺品を通して紹介されていました。

 

私の印象に残ったポイントを3つ紹介します。

 

1.独特な表現方法その1:多重露光

多重露光はいくつものシーンを重ねて撮影する手法で、写真でも時々見かける手法です。

デジタルカメラの場合、画像を合成することで多重露光の画像を作っていますが、フイルムの場合一つのカットに複数のシーンを重ねて撮影します。

無法松の一生」という映画の回想シーンで多重露光の手法が使われていますが、映像を見ると一コマに最大3つのシーンが重なる部分があります。

映像を重ね合わせるためにまず1つのシーンを撮影し、重ねたいコマまで巻き戻して2つ目のシーンを重ね撮りし、さらに3つ目のシーンを重ねたいコマまで巻き戻して撮影するという緻密な作業を行なっています。

聞いただけでも気の遠くなる作業です。フイルムなので失敗もできませんからプレッシャーのかかる撮影だったのではないかなと想像します。

重ね撮りのわかりやすい設計図などを見ていると、楽しんでいたのかもとも感じました。

 

2.独特な表現方法その2:銀残し

フイルムの表面には臭化銀が塗られていて、光が臭化銀に当たると銀に変化します。

フイルムを現像すると、銀は洗い流され光の当たった部分は透明に、光の当たっていない臭化銀は洗い流されず残り、フイルムに撮影したシーンが浮かび上がります。

このフイルムに光をあてると、映像がスクリーンに写ります。

銀残しは洗い流される銀を少し残すことによって、通常の発色よりも少し渋い色を出す手法で、「おとうと」という映画の時代感を出すために考え出されました。

宮川さんははじめ現像所で見習いとして働かれていたので、そこでの経験が生かされたのかもしれませんが、今ある手法から新しい手法を生み出す発想に才能を感じます。

宮川さんが考える手法はとても実験的で誰もやったことのないものだったので、現像所の人たちからはとても嫌がられたそうですが、この手法はのちにスティーブンスピルバーグ監督の「プライベートライアン」で使われるなど海外の映画にも影響を与えました。

デジタルカメラでもペンタックスのカメラに銀残しというモードがあったり、今でもファンの多い作風です。

 

3.常にベストを尽くす姿勢

新しいことを始めるときに宮川さんのように周りから煙たがられたり、環境が変わって今までできていたことができなくなることもあると思いますが、どんな状況であっても今できる最善のことをやってみる姿勢が大切ということをこのドキュメンタリーを通して教えてもらったような気がします。

 

宮川さんの斬新なアイディアや仕事への姿勢などがわかる興味深いドキュメンタリーでした。

写真や映画が好きな方はきっと楽しめる番組と思います。

 

再放送は12月13日午前0時から1時です。

www.nhk.or.jp