書きたいこと、いろいろ

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

お弁当袋を作りました

今使っているランチバッグが古くなってきたので、お弁当袋を自分で作ってみました。

参考にしたのはNUNOTOIROさんの作り方です。

nunotoiro.net

裏布付きで、自分のお弁当箱のサイズで作ることができます。

私のお弁当箱は幅17cm、まち部分6cmなので、少し余裕(1cmほど)を持たせて縦48cm、横33cmの布で作りました。

 

作り方は子ども用のお弁当袋ですが、布や紐などを自分のお弁当箱に合うようなものを選んでみました。

 

表布は福田利之さんデザインの十布02。何年か前の布博で購入したものです。

tenp10.com

十布02は福島にある三和織物で作られている刺し子織です。

戦後栄えていた繊維産業が、海外製品が出てきたことによって衰退していく中で、どうすれば売れるものが作れるのか、柳秀悦先生と考えてたどり着いた製品なのだそうです。

風合いを保つために1時間で1mという速度で織られています。

そんな物語を持つとても素敵な布で、何を作ろうかと寝かしていました。

 

裏布は刺し子の糸の色に似ている布がいいかなと思い、シーチングを使いました。

 

刺し子織を織れる職人さんも今は数少なく、貴重な布と思うと裁断も緊張します。

布を無駄なく使えるように配置を考えて裁断しました。

 

作り方通りに縫っていき、紐を通す前の状態です。

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チャックをつけたらポーチにもできそう。

いい加減な私には、裏布付きのバッグをきっちり作るのは難しいのですが、作り方の説明がとても丁寧で綺麗に仕上がりました(アイロン掛けが重要)。

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5mmの紐を通し、木製のループエンドを通して出来上がりです。

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お昼に持っていくのが楽しみです。

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家で作っていたら「布の柄が良いね」と母に好評でした。余り布で母にも何か作ろうかなと考え中です。

和紙あかりを作りました

週末は和紙あかりを作っていました。

和紙あかりを習っている鳥取ゆらりん工房で、自分の家で使う和紙あかりのフレームを選んでから、スランプになってしまって3年が経過していたのでした。

プレゼントで作るときはその人のイメージからスッと作れるのに、自分用になるとさっぱり思いつかない。

和紙あかり作りから遠のいていたのですが、夏休みに洋服を作っていた時に、ふとアイディアを思いついたのでそれを試してみたく作ってみることにしました。

 

試してみたかったのは和紙の土台に洋服で使う接着芯を使ってみること。

ゆらりん工房では和紙をフレームに貼る前の補強として網戸に似た少し硬い網目の素材をスプレーのりで貼り付けるのですが、薄い和紙には張り付きにくかったりするので、接着芯なら綺麗に張り付くかもと思い、試してみたのでした。

 

フレームに貼り付ける和紙や布を選び、接着芯をアイロンで貼り付けます(焦げないように低温で)。もともと接着芯にはのりがついているのでむらなく簡単に貼り付けられました。

そのあと型紙に沿って和紙をカットしフレームに貼り付けます。

接着芯が思った以上に柔らかかったのでフレームに素材を張り付けづらくなったけれど、光が均一に拡散して柔らかい印象になったような気がします(一長一短)。

 

田舎のアンティークショップで見つけた絣に合う色を選んだら、全体的に歌舞伎揚のパッケージみたいな色になりました(笑

今回作った和紙明かりは全部で4面です。

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あかりの写真を撮るのは難しい...白飛びしないように撮ると、和紙の色が黒っぽくなってしまう...(HDRで撮ればよかったけど、三脚を置いてきてしまった)

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色が偏らないように配置を気をつけました。

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フローリングの床に和紙灯が鏡のように反射するところも気に入っています。

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月が明るく照らしてくれる一面もあります。

玄関の照明として使っています。帰宅時間にタイマーをセットすると、扉を開けた時に和紙あかりが出迎えてくれます。

日も短くなったので帰ってきた時に和紙あかりを見るとホッとします。

 

今年は工房に行くことはできないけれど、先生も個人の展覧会や、町の展示会用の作品を作ったり、新しい素材を使った創作を頑張っいらっしゃるので、私も家で作ってみました!と先生にお手紙書いてみようかなと思っています。

「樋口愉美子の動物刺繍」から鳥の楽園を刺繍しました

9月から刺繍に取り組んでいました。

お盆休みに作った洋服のハギレがあったのでそれに刺繍をしてみようと思い立ちました。

刺繍に使ったのはノースリーブブラウスを作った時に余ったリネンの布です。

i-knit-you-purl.hatenablog.com

 

刺繍したのは「樋口愉美子の動物刺繍」にある鳥の楽園。

一色の糸で刺すシンプルな図案です。

20x30cm※の布いっぱいに草花と一緒に7羽の鳥たちが楽しそうに舞います。

※はぎれを利用したので本の指定のサイズよりも小さめです。

 

樋口さんの刺繍を刺す時にいくつか難しいところがあるのですが、一つ目は図案を写すこと。

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写すとき間違えて反転しちゃいました...

図案を全部写すだけでも結構大変でしたが、刺している間に図案が擦れてまた薄くなってしまうのでその都度写し直すのがさらに大変でした(ここが1番大変だった...)。

刺繍用のチャコペーパーを使っていますが、消えにくいチャコペーパー又は写し方をご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたい...みんなどうやって写しているんだろう?鉛筆を使っていそうな方も時々見かけるけれど、黒っぽい布は鉛筆はわかりにくそうだし...(悩)

 

二つ目に難しいのが綺麗に刺すこと。

樋口さんの刺繍はステッチがとても美しいんです。特にチェーンステッチは間隔が均等で、すごく細かい(チェーンステッチの穴が見えないくらい細かい)。

樋口さんの作品を初めて作ったときは全然綺麗に刺せなかったのですが、糸の位置に注意して説明通りに刺すことと、完成写真を見ながらステッチの流れに注意しするととだいぶ綺麗に刺せるようになりました。ただ等間隔にステッチするのはまだまだ難しく、もっと丁寧さが必要(だんだん雑になってしまう...)。

 

こんな感じで毎日チクチク1ヶ月ほどで完成しました。

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ポーチに仕立てる前の鳥の楽園。広げると一枚の絵画のような雰囲気。

刺繍すると普通地のリネンの布が、固い厚地の布に近い感じになりました。刺繍は布の補強にもなるのかな。

 これをポーチに仕立てます。

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ポーチになりました

タッセルはDMCの25番刺繍糸を一束使っています(半分に折ってまとめるだけ)。紐は100均の手芸コーナで見つけたスエードの紐です。

内側の布は手芸屋さんで好きな柄を見つけてはストックしているリバティのハギレセットから、表布の雰囲気に似たものを選んでみました。

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内側は蝶の楽園。陰で見にくいですが中に蝶がいます。

カバンの中の小物をまとめる入れ物にしようと作っていましたが、通帳のサイズにぴったりで通帳ケースにしようかなと思っています。でも通帳ってこれからなくなっていくのかな...

達成感のある図案でした。

 

だいぶ寒くなってきたので、編み物も始めてます。

mパターン研究所 フロントバックドレスを作りました

5着目は再びmパターン研究所のパターンからフロントバッグドレスを作りました。

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パターン上は前側が丸襟、後ろがVネックになっていますが、前と後ろの区別がなく、どちらも前にして着ることができます。

エストは絞らずストンと垂直に落ちるようなデザインなので重ね着もしやすいワンピースです。

着丈は膝が隠れるくらいの少し短めです。

ワンピースとしても着られるし、涼しくなってきたら長袖のインナーやスパッツなどと組み合わせても良さそうです。

 

今回も友人にいただいた布を使わせてもらいました。

大きな木のプリントが印象的なさらっとした布で、プリントの柄を楽しめるワンピースにぴったりです。

柄があるので、ヨークと見頃の柄が繋がるように気を付けて作りました。

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丸襟は柔らかな雰囲気

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Vネックはちょっとシャープな印象

洋服を作るたびに縫製に慣れていったので、このワンピースが1番きれいにできたかな。

 

お盆休みの洋服チャレンジは以上です。

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お休み中に作った洋服

友人が「おばあちゃんが大事に持っていたけれど、思い入れがあって使わずに捨ててしまうことができなかった」と言っていたので、もしおばあちゃんが洋服を作るとしたらどんな洋服を作るかなと想像しながら作りました。

いくつか作った洋服の中で友人に合いそうと思ったものを贈り、「仕事やお出かけに来ていくね」と喜んでもらえたので良かったです。

 

まだ家にも眠っている布や作ってみたいパターンがあるので、また時間のある時に作ってみようと思います。

Quoi?Quoi? Daily Style パフスリーブブラウスを作りました

洋服チャレンジ4着目はQuoi?Quoi?(コアコア)のDailyStyleからパフスリーブブラウスを作りました。

 

ゆったりした半袖のブラウスで、ウエストは紐でしめられるようになっています。

裾を作った段階でウエストはしめなくても良いなと思ったので、紐は作らないことにしました(紐が細くて作るのが面倒臭そうというのもあった)。洋服作りも4着目なので苦手だったギャザー部分はだいぶ慣れてきました。

 

こちらも友人からいただいた、透け感のある水玉模様の生地で仕立ててみました。 

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無地のスカートと合うかなと思ったけれど、ジーンズに合わせてみました。

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明日で8月は終わり(時間が経つのが早い…)。

miknits vintage pattern works フレンチスリーブのサマードレスを作りました

朝晩ちょっと涼しくなってきましたが、昼間はまだまだ暑さが厳しい東京です。

 

洋服チャレンジ3着目は三國万里子さんデザインのフレンチスリーブのサマードレス。

このドレスは三國さんがイギリスで見つけたビンテージワンピースから着想を得て作ったそう。

www.1101.com

 

友人にいただいた布の中でこのワンピースに合いそうなものがあったので早速作ってみることにしました。

赤いサンゴのような模様の透け感のある生地です。手芸屋さんではあまり見かけない、少しざらっとした年代を感じる薄く繊細な生地。ビンテージワンピースにぴったりかなと思いました。

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エストはゴムでそのままでもいいですが、上からリボンで絞ってシックに着こなせます。

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腕周りがゆったりしていて涼しげなデザインです。

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腕まわりがゆったりしています

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インナーの色との組み合わせも楽しめます

miknits繋がりの話で、昨日Miknits2020の販売が始まりました。

www.1101.com

今年は編み物をもっと広く知ってもらいたいということで、お手頃な価格で編み物を始められるムック(帽子とミトン)を作られたそうです。

糸、編み針、パターンが全て揃っていて、洋服にあわやすい配色やデザインなので編み物を始めてみたい方にぴったりの一冊になっています。

今年のmiknitsは2つの新作がありました。mizudoriの配色(モヘア糸の色の滲み具合)が素敵でした...

再販があるみたいですが、あっという間に完売でした。

私が気になったのはmiknitsで使用しているオリジナル糸をまとめたyarn book。

色や質感を確認できるので代替糸を探す時にも参考になるかなと思っています(miknitsのパターンブックの作品を作る時に重宝しそう)。yarn bookのおまけの三角帽子も可愛い。

また作りたいものが増えそうです。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、サマードレスの話でした。

mパターン研究所 Vネック2シルエットブラウスを作りました

洋服チャレンジ2着目は、mパターン研究所のVネック2シルエットブラウスです。

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肩の部分も隠れるノースリーブブラウスです

mパターン研究所のデザインは着たときに綺麗なラインになるようになるようにパターンが作られていて、着てみると既製服との違いを感じます。

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裾が広がりすぎないデザインが絶妙です

このノーズリーブは肩が少し落ちた感じになっていて着た時に袖が体のラインに沿うので柔らかな印象になります。

 

薄地から普通の生地が向いているデザインです。

今回は友人にもらった紺色のリネンとバラの花柄の薄手の生地で作りました。

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薄手の生地でも作ってみました

今回頑張ったのは裾の三つ折り。

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カーブの三つ折りが難しい


横にかけてカーブがあります(ここがとても苦手なんです)。

カーブの部分は荒ミシンをかけ、少しギャザーで絞ってから裾を折り込みます。

説明書通りにゆっくり作ってみると綺麗に仕上がりました。

mパターン研究所のパターンは作り方の説明がとてもわかりやすく(難しい部分のポイントがしっかり書いてある)ので、この通りに作れば綺麗に作れます。

 

初めて洋服を作りたい方はmパターン研究所から始めると洋服の基礎がしっかり勉強できるのでおすすめです。洋服の本は一着の説明ページが2〜3ページに対して、mパターン研究所の説明は最低でも5ページ。細かなところも説明があるので安心です。

説明に目を通す時にどうしてその作業をするのかを考えながら読むと、内容が頭に入ってきやすいです。

mパターン研究所のパターンでいくつか洋服を作ると、一般的な本にも応用できるのでスムーズに作れると思います。

私ももっと早くこのパターンに出会っていたら、文化服装学院の課題の縫製をもっと綺麗に仕上げられたかもと思いました...。

 

リネンはパリッと張りがあってカジュアルにもお仕事にも着て行けそう。

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白のパンツと合わせてみました

薄手のシャツもふんわりシックな仕上がりでちょっとお洒落したいときにも良さそうです。

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薄手のシャツは黒のパンツと合わせました

同じパターンでも素材によって雰囲気が変わるので面白いです。