書きたいこと、いろいろ

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

長く使った備前玉の変化

常温のお水を常備しているのですが、岡山県のお土産の一つに備前玉という、備前焼と同じ土で作った丸い玉を水差しの中に入れています。

備前玉を生花のお水に入れておくとお花が長持ちしたり、ポットや炊飯器に入れるとお水がおいしくなったり、ご飯がおいしく炊けると言われています。

私は水差しの他に、ケトルに入れたり、ご飯を炊くのに使っています。

お米の味はいまいちわからないけれど、コーヒーを淹れる時に苦味が和らぐのがわかります。

 

それ以上に効果を感じているのが、ポットに入れておくとカルキがポットにこびりつきにくいこと。

実家に5Lのポットがあってそれを新調した時にお水がおいしくなるからと備前玉を入れていました。

そのあと加熱式の加湿器を購入して使っていたところ内部にカルキがすぐについてしまって、「そういえば同じタイプのポットにカルキがつかないのはどうしてだろう」と考えると、備前玉を入れているからかもと思い当たりました。

それから加湿器にも備前玉を入れたところカルキがつきにくくなり、備前玉はカルキがつきづらくなる効果もあるんだと新しい発見をしました。

 

最近母が「ポットにカルキがつていているかもしれない(お湯に塊が混ざっていた)」というので、久しぶりにポットを見たところ、ポットにはカルキはついておらず、備前玉のまわりにカルキの結晶がくっついていました。多分備前玉についたカルキが外れて水に混ざったみたいです。

それでカルキを落とすのにポットにクエン酸を入れて沸騰させ一晩保温すると、備前玉まわりのカルキは綺麗になくなりました。

備前玉を綺麗に水で洗っていたところ、備前玉が白くなっているのに気付きました。

左側がポットに五年間入れていた備前玉、右側は加湿器に一年ほど入れていた備前玉です。

f:id:i_knit_you_purl:20210306160834j:image

同じタイプの備前玉ですが色が全然違います。

備前焼は、焼いている時に藁や灰の影響で色々な模様ができ、それぞれ名前がついていて、この備前玉は被った灰が高温になって溶けたものが釉薬化しゴマのような模様になっているので胡麻と呼ばれています。

元々は濃い茶色や黄土色の光沢のある備前玉でしたが、使った年数でだんだん色が薄く白くなっています...

 

私が家のケトルに入れている備前玉も五年ほど使っていますが、ちゃんと色も残っているし光沢も残っています。

f:id:i_knit_you_purl:20210314192352j:image

ポットは常時保温していて、ケトルは使う時だけ加熱するという違いがあるけれど、色落ちと水温に何か関係があるのか...?

 

白くなった備前玉は少し粉っぽく、このまま使いつづけても大丈夫なのだろうか...

実家の備前玉はそのうちに新しいものに買い替えようかなと思っています。