あっという間に2月が終わり、今日から3月。
先月から始めた手まり作りの第2弾です。
今月の手まりはポインセチア。
クリスマスの時期によく見かける赤が印象的な植物です。
大きな花びらに見えている部分は花びらではなく、苞葉というつぼみを包む葉っぱです。
話が逸れましたが、完成した手まりです。
地割りが前回よりも細かく、狭い範囲に刺繍するのが難しかったです。
手まりの収納ケースに入れると宝石箱みたいでワクワクします。
どんどんスペースが埋まっていくのが楽しみです。
あっという間に2月が終わり、今日から3月。
先月から始めた手まり作りの第2弾です。
今月の手まりはポインセチア。
クリスマスの時期によく見かける赤が印象的な植物です。
大きな花びらに見えている部分は花びらではなく、苞葉というつぼみを包む葉っぱです。
話が逸れましたが、完成した手まりです。
地割りが前回よりも細かく、狭い範囲に刺繍するのが難しかったです。
手まりの収納ケースに入れると宝石箱みたいでワクワクします。
どんどんスペースが埋まっていくのが楽しみです。
日本の伝統的な手仕事を紹介しているBEAMS fennica。
今回は鳥取にフォーカスしています。
鳥取は私の大好きな場所なので早速行ってみました。
場所は新宿にあるBEAMS JAPAN 5階のfennica STUDIOです。
因州中井窯、延興寺窯、山根窯、福光焼、牛ノ戸焼、工房このか(木工)、朝倉康登(木工)、信夫工芸店(木工)、工房ゆみはま(絣)、大塚刃物鍛冶(包丁)など
私が惹かれた2つのものをご紹介します。
鳥取県中部に登り窯を構える福光焼。
代表の河本賢治氏は15歳で陶工の道を志し、生田和光に師事し、1980年に自ら開窯。
シンプルな面取りや鎬の器は様々なシーンに馴染む独特な存在感を表す。
福光焼はサインもなく、シンプルな形なのにどこか個性を感じる器たちです。
この器に使われている土はかつて倉吉で取れていた土にできるだけ近づくように配合されています。
外側は炭のように黒くざらっとした表面に土を感じ、内側は乳白色のつるっとしたコーヒーカップ。
コーヒーと相性の良さそうなデザインでゆっくりコーヒーを飲む時に使いたいです。
もう一つは白い楕円おのお皿です。
目玉焼きとトーストをのせたいとピンときました。持ち手が広がっていて持ちやすい工夫にも惹かれました。
島根県安来でたたら製鉄にて作られた鋼に地金と挟み、手打ちで鍛造されています。
鳥取県の智頭町に3代続く鍛冶屋があり、全国にも稀にない特級品の包丁を作られております。
刃の表面に波模様が入っているのは、日本海の荒波を表現し1本1本丁寧に作られています。
私が気になっていたのはテーブルナイフ。
先端は丸く、波模様の刃先に桜の枝の持ち手という独特なかたちの包丁です。
野菜やお肉を切ることはもちろん、パンを切ったり、刃先でピザを切ることもできるそうです。
ちょうどオーダー会をしていたので野菜を切らせてもらいました。
野菜に「すっ」と刃が入り、ほとんど力を入れることなく自然と切ることができ、「切れ味が良いとはこういうことなのか!」と実感しました。
桜の枝の持ち手もフィットしやすいように先端を細くする工夫がしてあり、とても握りやすかったです。
家に帰り、早速夕ご飯で包丁を使ってみると、切れ味の良さに「あれも切ってみたい、これも切ってみよう」と、包丁を使う楽しさを感じました。特に野菜を切る時の滑らかさは使っていて気持ちがいいです。
お手入れは意外と簡単で、使用後に水ですすぎ、乾いた布で拭くだけです。
包丁研ぎは一年に一度で良いそう。自分で研いてもいいし、自分で研ぐのが心配な方はこの包丁を取り扱っているCOCOSTOREにお願いすれば包丁研ぎをしていただけます。
注文すると数ヶ月待ちのところ、その場で購入できラッキーでした。
今まで使っていたセラミックの包丁は刃も欠けていて替え時かなと思っていたので良いものに巡り合えてよかったです。長く使えるように大切に使っていきたいです。
形や素材から今いる場所とは違う土地のことを感じられるのは新しくて素敵だなと思ったお買い物でした。
BEAMS EYE TOTTORI
2019.2.22-3.3 at BEAMS JAPAN 5F(fennica SUTUDIO)
次に立ち寄ったのは、榎本民藝店です。
今週の月曜日にNHKの「旬感☆ゴトーチ!」という番組で三朝温泉のことが放送されていました。
そしてこのお店のご主人がインタビューで映っていてびっくりしたという出来事がありました(川のすぐそばの露天風呂に毎日入っていると言っていたから...)。
話を戻して榎本民藝店は三朝温泉街の通りにあります。
味のあるフォントの「民藝の店」と書かれたお店の佇まいが、何だか良いなぁと思ってしまいます。
お店の正面には木のスプーンやお椀、お箸といった木工の工芸品が並んでいますが、このお店のメインは蒜山で育った栗の木でできた花瓶です。
このお店のご主人の榎本さんは木地師(きじし)というろくろを使って木を掘りお椀やお盆を作る職人さんで、栗の木をくり抜いて花瓶を作っています。
「景気が良い時は装飾品の花瓶がよく売れたけれど、今は日用品の方がよく売れるからね」と言って、日用品を店頭に、花瓶はお店の横に備え付けられた棚に置いていました。
せっかくなので木の花瓶をいろいろ見せていただきました。
栗の木の年輪が模様になっていて、どの花瓶も表情が違っていて面白いです。
木の年齢や木の形の見分け方なども教えてもらえて勉強になりました。
栗の木の花瓶なんて聞いたことがなかったので珍しいなと思い、どれがお家に合うかなと考えていたら、「見ていて気持ちの安らぐものを選ぶと良いよ」とアドバイスをいただきました。
アドバイスをもとに選んだ花瓶がこちらです。
花瓶の落ち着いた色と、波と蝶々のような模様が気に入って選びました。
「この木は年輪の間隔が広いから栄養が豊富なところで育ったお嬢様育ちの木だね」と言われていました。
内側には取り外しのできる竹の筒が入って、竹の筒にお花を活けるようになっています。
ふらっと立ち寄った民藝品店で思いがけなく面白いものに出会えました。
今はインターネットで色々なものが家に居たまま手に入るけれど、行かないと出会えないものもまだあるんだなと実感しました。
2/22〜3/3までBEAMS fennicaで鳥取の民藝についてのイベントが行われています。
なかなかその土地にいかないとみることのできない鳥取の民藝品を関東でもみることができます。
興味のある方は是非のぞいてみてください。
ベランダで育ているオリーブの月一観察記です。
相変わらず元気です。
冬は葉の色が濃い緑だったのがだんだん葉っぱの色が明るくなってきているような気がします(日の当たり方が違うだけかもしれないけれど)。
ときどきハートの葉っぱを見つけると嬉しい。
植え替えして2年ほど経つので今年は植え替えしたほうがいいのかなと悩みます。
どういうタイミングで植え替えるのがいいんだろう。
2日目は三朝温泉周辺を散策しました。
最初に立ち寄ったのは三朝バイオリン美術館です。
目次
三朝温泉街から歩いて5分くらいの場所にあります。
合掌造りといえば白川郷の建物を思い浮かべますが、全面ガラス張りでモダンな印象の美術館です。
もともとこの場所は三朝のお隣の倉吉市出身の版画家、長谷川富三郎さんの作品を展示する「みささ美術館」という美術館でした。みささ美術館が休館後、2013年から同じく倉吉市出身のバイオリン製作家、岡野荘人さんを代表に迎え、バイオリンの製作過程の展示と演奏スペースを備えた「三朝バイオリン美術館」として新しくスタートしました。
4部構成になっています。
ヴァイオリンの製作工程を詳しく知ることができます。
製作途中のパーツに触れることができるスペースもあり、楽器の重さを体感できます。
楽器に詳しくありませんが、各パーツの形に美しさを感じました。
比較的構成はシンプルに見えますが、製作過程を見るとパーツを一つを作るのに沢山の工程と時間がかかっていて、楽器が高価な理由がわかりました。
第2部は材料と道具です。
ヴァイオリンを作成するのに使用するたくさんの道具や、着色に使う材料などが展示されています。
弓の製作過程や材料が展示されています。
弓は白いですが馬の毛が漂白されたものということを改めて知りました。
弓の持ち手のところに、貝が装飾されることがあるそうです。
光を反射すると七色に光り美しいですが、破損しやすく、美しさと強度のバランスの難しさを感じました。
鳥取県出身のバイオリン製作家遠藤周孝さんの展示です。
この方は日本で初めてプレス式バイオリンを作った方です。
プレス式バイオリンは平らな板に熱を加えることで、板を膨らませ曲線を作る方法です。
木を手で削る方式よりも少ない材料で形を作ることができます。
製作に使う道具などが展示されており、撮影は禁止されています。
第4部の撮影禁止エリアを除いて、展示の撮影が可能で、インスタグラムに美術館の様子をアップすると、コーヒーをサービスしてくれます。
美術館の隣には鳥取ヴァイオリン製作学校が併設されています。
岡野荘人さんが開校した山陰初のバイオリン製作学校です。
この建物には製作学校の教室(作業場)と職人さんの作業場があります。
製作学校の教室は中に入って見学ができます。
この学校の定員は1年に4人まで。
今日も4人の生徒さんたちが作業していました。
バイオリンに詳しいかたはもちろん、詳しくなくても何かを作ることが好きな方も楽しめる美術館です。
三朝バイオリン美術館
開館時間 10:00-18:00(最終入館時間17:45)
休館日 毎週火曜日、第3月曜日、年末年始
入館料 大人500円、小中高校生250円
温泉を満喫してリフレッシュしたいと思い、三朝温泉の木屋旅館に泊まりました。
目次
三朝温泉は世界有数のラジウム泉で、リウマチや胃痛などさまざまな痛みに効果があると言われている温泉です。お湯に浸かって三度朝を迎えると元気になるという言い伝えから三朝温泉という名称が付いています。
お風呂がとても気に入っていて三朝温泉に来ると木屋旅館に泊まります。
木屋旅館には5つの個性的なお風呂とオンドルがあります。
三朝温泉のお湯は無色透明のお湯で、匂いもなく見た目は普通のお湯に見えます。
一番源泉に近いお風呂です。
源泉に近いので温泉の床はもちろん、脱衣所の床もほんのり温かいです。
中に入ると幾何学模様のモダンな緑色の壁が目を引きます。
この旅館で唯一の飲泉スペースもあり、お湯を飲みながら温泉に浸かれます。
お風呂の底から時々ガスが浮かんできます。無臭のガスで体には影響のないものだそうです。
常に温泉が湧き出ていてお湯がとても熱いです。水道で好みの温度に調整して入浴します。
入って数分で汗が噴き出します。効能が強いので無理して長く浸かる必要はありません。
10分くらい浸かると体の芯まで温まりました。温泉から出ると、スッキリとした爽快感があります。
二番目に源泉に近いお風呂です。
楽泉の湯と同じようなさらっとしたお湯です。壁に装飾はなくシンプルなお風呂です。
家族湯という名前が付いているので、旅館のご家族の方も利用されていたのでしょうか。
ここもお湯が熱いのでお水で調整して入ります。
4,5人が一緒に入れる大きめの女湯です。
お風呂場のところどころに陶器のカジカガエルの装飾があるので河鹿の湯です。
カジカガエルは温泉街の横を流れる三徳川に住んでいます。ちょっと高めの綺麗な声で鳴きます。6月ごろに訪れると泣き声をたくさん聞けます。
楽泉の湯や家族湯と同じ源泉からお湯を引いていますが、ここのお湯はとろんとしていて肌がすべすべになります。保湿効果もあるそうです。
とても柔らかいお湯で、私はここのお湯がとても好きです。
シャワーがあるのはこのお風呂だけです。
河原の湯は男湯です。
入ったことがないのでわからないですが、カジカの湯と同じで4、5人くらいで入れるお風呂なのかなと思います。
ホームページを見ると壁にはモザイクタイルで女性の絵が描かれているそう。
名前の通り旅館の地下の深い場所にあるお風呂です。
非常に湿度が高い蒸し風呂です。入った瞬間にむせるくらいの水蒸気が湧いています。
数分で汗だくになるので、お水などの水分補給できるものを持って入浴します。
ラドンの効果を効率よく取り込むのは飲むのが一番良いそうですが、その次は呼吸で取り込むのが良いそうです。
とても気持ちが良く一日中入りっぱなしの方がいたそうで、今は時間制限があります。
源泉の熱を利用したオンドルです。
マットを敷いて床に寝そべります。ブランケットをかけると保温効果が高まります。
室温は24度程度で、床がホットカーペットのような暖かさ。
24時間いつでも利用できます。ここでの過ごし方は自由で、寝たり本を読んだり自由です。
私はすーっと眠ってしまいました。お昼から好きなだけ昼寝できて最高でした。
ここに書いた内容は旅館のご主人から教えていただきました。
ラジムリエという三朝温泉の温泉の知識を学ばれた方で、旅館の温泉のことや入浴のアドバイスを5分くらいで教えてくれます。
初めて三朝温泉に来られた方はぜひアドバイスを聞いてから入るとより温泉を楽しめると思います。
温泉のことを書こうと思ったのですが、この旅館のお料理も好きなので最後にちょっとだけ紹介します。
いつも季節の山菜や魚などを使ったお料理が出てきます。
家庭的な素朴な味がとても好きです。
2月だったので節分にちなんだかわいらしいお料理も出ました。
鬼と金棒はユリ根で作っているそうです。ユリ根を食べたことはなかったのですが、餡子に似たような食感と味でした。すっきりとした甘さで美味しかったです。
おいしいだけでも十分なのに、見た目も楽しめました。
自分だけのお気に入りにしておきたいくらい、良い旅館です。
木屋旅館
1日目はあおや和紙工房に行きました。
米子駅から電車で1時間半ほどかけて青谷駅へ、さらにバスで15分ほどに場所にあります。
この地域は青谷和紙の生産地で、この一帯にいくつも工房があります。
水が綺麗でホタルを観測できる場所もあります。
あおや和紙工房では、「因州和紙あかり展」を見にいくことが目的でした。
和紙のあかり展は因州和紙(鳥取県東部で生産される和紙)を使っていれば、テーマも形も自由です。鳥取県以外の方も参加することができます。
あかり展の写真はないのですが、日本海新聞がYouTubeに今年の展示の様子をアップしていました。
可愛らしい動物や、色鮮やかなあかり、竹でできたシンプルな明かりなど形も色も様々な明かりが並んでいます。
展示を見て、もっと自由に作っても良いんだ!と思いました。
私が気になったのは招待作品の谷口和紙さんで作られたMoonという照明です。
蚕の繭のような丸い形の外観のランプで、厚みもしっかりあるのに電気をつけるとほんのりあかりの色が広がります。和紙に光が拡散されて優しい雰囲気でした。
展示されていたのはスタンドランプの結構大きめの照明で、広いお部屋に良さそうでした。
実は今月ちょうど代官山蔦屋で行われていたフィンランド展の展示で谷口和紙の照明も展示されていてました。フィンランドのデザイナーとコラボレーションした商品ということで展示されていたようです。
実際に見に行ってみたところ、このくらいの照明ならワンルームの小さなお部屋にも合いそうでした。どれも優しい色で落ち着いて過ごせそうな気がしました。
ミュージアムショップでは様々な色や風合いの和紙を購入できます。
展示を見た後、何を作ろうかと考えながら和紙をいくつか購入しました。
和紙の体験コーナーもありました。
有料で和紙すき体験、ランプシェードづくりなどがあります。
今回は無料で体験できる和紙の封筒づくりを体験してみました。
封筒を作った後、色々な和紙をハサミで切ったり手でちぎったりしてデコレーションします。
和紙の風合いで味のある封筒になりました。
展示を見た後は併設のカフェberryでランチやお茶ができます。
大きな窓に面した席では、和紙工房の外に植えられている和紙の原料のミツマタやコウゾを眺めながら食事ができます。この時期はミツマタの花が咲いていました。
ちょうどお昼時だったので、ランチはピザにしました。
ピザは生地から手作りされていて、パリッとした生地とふんだんに使われているチーズがおいしかったです。
今回訪ねた場所-あおや和紙工房