温泉を満喫してリフレッシュしたいと思い、三朝温泉の木屋旅館に泊まりました。
目次
三朝温泉とは
三朝温泉は世界有数のラジウム泉で、リウマチや胃痛などさまざまな痛みに効果があると言われている温泉です。お湯に浸かって三度朝を迎えると元気になるという言い伝えから三朝温泉という名称が付いています。
お風呂がとても気に入っていて三朝温泉に来ると木屋旅館に泊まります。
5つの個性的な温泉
木屋旅館には5つの個性的なお風呂とオンドルがあります。
三朝温泉のお湯は無色透明のお湯で、匂いもなく見た目は普通のお湯に見えます。
楽泉の湯(貸切)
一番源泉に近いお風呂です。
源泉に近いので温泉の床はもちろん、脱衣所の床もほんのり温かいです。
中に入ると幾何学模様のモダンな緑色の壁が目を引きます。
この旅館で唯一の飲泉スペースもあり、お湯を飲みながら温泉に浸かれます。
お風呂の底から時々ガスが浮かんできます。無臭のガスで体には影響のないものだそうです。
常に温泉が湧き出ていてお湯がとても熱いです。水道で好みの温度に調整して入浴します。
入って数分で汗が噴き出します。効能が強いので無理して長く浸かる必要はありません。
10分くらい浸かると体の芯まで温まりました。温泉から出ると、スッキリとした爽快感があります。
家族湯(貸切)
二番目に源泉に近いお風呂です。
楽泉の湯と同じようなさらっとしたお湯です。壁に装飾はなくシンプルなお風呂です。
家族湯という名前が付いているので、旅館のご家族の方も利用されていたのでしょうか。
ここもお湯が熱いのでお水で調整して入ります。
河鹿の湯(女湯)
4,5人が一緒に入れる大きめの女湯です。
お風呂場のところどころに陶器のカジカガエルの装飾があるので河鹿の湯です。
カジカガエルは温泉街の横を流れる三徳川に住んでいます。ちょっと高めの綺麗な声で鳴きます。6月ごろに訪れると泣き声をたくさん聞けます。
楽泉の湯や家族湯と同じ源泉からお湯を引いていますが、ここのお湯はとろんとしていて肌がすべすべになります。保湿効果もあるそうです。
とても柔らかいお湯で、私はここのお湯がとても好きです。
シャワーがあるのはこのお風呂だけです。
河原の湯(男湯)
河原の湯は男湯です。
入ったことがないのでわからないですが、カジカの湯と同じで4、5人くらいで入れるお風呂なのかなと思います。
ホームページを見ると壁にはモザイクタイルで女性の絵が描かれているそう。
穴ぐらの湯(貸切)
名前の通り旅館の地下の深い場所にあるお風呂です。
非常に湿度が高い蒸し風呂です。入った瞬間にむせるくらいの水蒸気が湧いています。
数分で汗だくになるので、お水などの水分補給できるものを持って入浴します。
ラドンの効果を効率よく取り込むのは飲むのが一番良いそうですが、その次は呼吸で取り込むのが良いそうです。
とても気持ちが良く一日中入りっぱなしの方がいたそうで、今は時間制限があります。
オンドル
源泉の熱を利用したオンドルです。
マットを敷いて床に寝そべります。ブランケットをかけると保温効果が高まります。
室温は24度程度で、床がホットカーペットのような暖かさ。
24時間いつでも利用できます。ここでの過ごし方は自由で、寝たり本を読んだり自由です。
私はすーっと眠ってしまいました。お昼から好きなだけ昼寝できて最高でした。
温泉の入り方
ここに書いた内容は旅館のご主人から教えていただきました。
ラジムリエという三朝温泉の温泉の知識を学ばれた方で、旅館の温泉のことや入浴のアドバイスを5分くらいで教えてくれます。
初めて三朝温泉に来られた方はぜひアドバイスを聞いてから入るとより温泉を楽しめると思います。
お料理
温泉のことを書こうと思ったのですが、この旅館のお料理も好きなので最後にちょっとだけ紹介します。
いつも季節の山菜や魚などを使ったお料理が出てきます。
家庭的な素朴な味がとても好きです。
2月だったので節分にちなんだかわいらしいお料理も出ました。
鬼と金棒はユリ根で作っているそうです。ユリ根を食べたことはなかったのですが、餡子に似たような食感と味でした。すっきりとした甘さで美味しかったです。
おいしいだけでも十分なのに、見た目も楽しめました。
自分だけのお気に入りにしておきたいくらい、良い旅館です。
木屋旅館