書きたいこと、いろいろ

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わかりやすい民藝

どこかに出かけた時にふと目に留まった器や道具を集めるのが好きですが、その過程で民藝という言葉を知りました。

それから民藝に関する展示や民藝館に行ってみて、なんとなく民藝ってこういうものかな?というイメージはあったのですが、この前「民芸と暮らすはずだった展」のライブ配信の話を聞いて、私が持っていたイメージとちょっと違うかもと思うところがあったので、ライブ配信でお話しされていた工藝風向の店主、高木宗雄さんの「わかりやすい民藝」という本を読んでみることにしました。

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大まかな構成は以下のような感じなのかなと思います。

  • 民藝ができた背景
  • 民藝とロングライフデザインの共通点
  • これからの民藝にどうあってほしいか

 

民藝というとどんなイメージがあるでしょうか。

私の中では昔から作られている手作りの品物というイメージがありました。

でも、民藝という言葉に明確な定義はないのだそうです。

日本民藝館のホームページにも、民藝とは何かということが項目としてあげられていたので、定義がないってどういうことだろうと混乱してしまいましたが、この言葉が生まれた背景を辿ると納得ができました。

民藝という言葉は、「美術」によって美しさの基準が一元化されることに疑問を持った柳宗悦が作った造語なのだそうです。

私の中で消化した言葉で表現すると、民藝とは自分が美しいと思ったものを多くのひとに知ってもらい、長く作り続けられるために、作られた言葉。

一般的にはこういうものが美しいと言われているけれど、こういうものもあってもいい、こういうものも私は美しいと思う、という柳宗悦の作り手への思いを書き連ねたのが、日本民藝館のホームページに書かれている「民藝とは」という項目なのかなと理解しました。

なのでこの項目に該当しなくても、こういうものが好き、ずっと使い続けたいという要素があれば古くても新くても、物でなくても、民藝と言えるのかな、そういう意味で明確な定義がないというのかなと思いました。日常で使っているものの中にもそういうものがありそうです。

今まで民藝について、狭い範囲の話なのかなと思っていましたが、今やこれからのものづくりにも当てはまる話で、これから何度か読み返して深く考えてみたいと思いました。