以前倉敷に旅行した時に購入した、藍染のコースターをランプの下敷きにして窓辺に飾っていたところ、西日でいつのまにか褪色してしまいました。真っ青のコースターがこんな色に...😭
とても気に入っていたので染め直すことにしました。
染められる素材は綿、麻、シルク、レーヨンです。化学繊維は染まりにくいそうなので、染める前に素材の確認が必要です。洋服の素材は染められる素材でも、縫製の糸が化学繊維だと糸の部分だけ染まりにくいということもあるみたいです。
キットに含まれているのは紺屋藍、藍溶解剤、藍色止め剤、ゴム手袋、マニュアルです。
ゴム手袋は破れたり、汚れを防ぐのに作業毎に変えたいなどがあるので、予備があったほうがいいです(私は3回取り替えました)。
自分で揃えるものは、バケツ(6-7L程度のもの)2つ、新聞紙、菜箸、エプロンです。
藍染液が付くとなかなか取れないので、洋服は汚れても良いもの、エプロンは長袖(割烹着みたいなもの)がいいと思います。
藍染液を混ぜる時に使う菜箸は、使い捨てできるものを使います。
部屋が汚れてしまうのが心配な(新聞だけでは心許ない)方はレジャーシートを床に敷いておくとさらに安心です。
コースターだけではもったいないので、他にもいくつか染めてみることにしました。
通信講座を勉強していた頃に使っていたシーチング生地やバッグを作るのに使った麻布のハギレを、藍染してランチョンマットや、コースターにしようと考えています。
薄いシーチング生地はマニュアルに載っている染め方の手法を参考にして、折り絞り、巻き上げ絞り、根巻き絞りを作ってみました。輪ゴムで縛っています。
巻き上げ絞りは割り箸を芯にするのですが、手持ちがなかったので綿棒で代用しました。
藍染液と濯ぐための水を用意します。
藍染液は匂いがきつい(硫黄のような匂い)ので換気扇を回して作業します。
染める布は水に10分ほどつけておきます。
ここからは時間との勝負なので写真が撮れなかったのですが、布に均等に藍染液が浸透するようによく揉みながら3分ほど藍染液につけます。
染めた布を水にくぐらせて絞り、新聞紙の上に広げます。
絞り染めで布を縛った輪ゴムは外す時に勢いよく飛ぶことがあるので要注意です。縛った面を床に向けて外すといいと思います。
藍染液から引き上げた直後は緑色で、本当に染まっているのか不安になりますが、空気に触れると濃い藍色に変化します。布を広げる作業が一番楽しいです。予想以上に良い感じに染まったのもあれば、思うようにならなかったのもあります。
水でよくすすぎ乾燥させます。
最後に色落ちを防ぐための処理をして乾かせば乾燥です!
色落ちを防ぐ処理はしてありますが、ある程度は色が出てしまうので、洗濯は別でする必要があります。
色褪せたコースターは元通りに染まりました!
今度は日陰で使います。
他の布はこれから仕上げます(つづく)。