カモ井加工紙の工場見学に行ってきました。
去年mtスタンプラリーを10個集めた特典で参加してきました。
今日のお供は従姉妹の子ども(中学生)です。
集合
工場は岡山県倉敷市にあります。
バスの出発時間の10分前にカモ井パーキングエリアに集合します。
今年のファクトリーツアーのバスはこんな感じでした。
バスの座席にも装飾があります。
外れやすいためか、マスキングテープで止めてありました。
工場見学の見どころのビデオを見ながら30分ほどで工場に到着しました。
工場見学
入り口にwelcomeボードがありました。
工場の入り口には工場の作業着を着たペッパー君がいて、カモイ加工紙の歴史やマスキングテープの作る過程について映像を交えて説明してくれます。
ペッパー君から教えてもらったことを簡単にまとめてみました。
マスキングテープが誕生するまでの沿革の説明です。
カモ井加工紙はもともとハイトリガミを作っていました。
ハエトリガミとも言いますが、この製品ご存知でしょうか?
私は祖母の家で使っているのを見たことがあるのですが、天井などにぶら下げてハエを捕まえるためのテープのことです。
倉敷では蝿のことをハイと言っていて、この方言が製品名になっています。
ハイトリガミから養生テープへ
衛生面が改善され日本でのハイトリガミ需要が少なくなってきたので、その技術を応用して工業用の養生テープを作り始めました。養生テープは建設現場などで塗装を行う時にはみ出してはいけない部分に、このテープを貼って保護するものです。
養生テープからマスキングテープへ
養生テープファンの女性たちからもっといろいろなテープを作って欲しいという要望を受け、さまざまな色や模様を印刷したマスキングテープが作られるようになりました。
マスキングテープができるまで
ペッパー君とはここでさよならをして、マスキングテープの原料や作る過程を工場を周りながら見ていきます。
工場内は撮影禁止です。
マスキングテープの原料
原料はテープの粘着部分になるゴムと、和紙でできています。
和紙が使われているなんてなんだか贅沢ですね。
粘着素材を作る
消しゴムのような硬さのゴムを潰して、溶かし粘着素材を作ります。
印刷
和紙に色や模様を印刷します。
この工程はマスキングテープならではの工程で、養生テープはこの工程は通りません。
ロールにする
粘着素材を和紙に塗り、ある一定の厚みになるようにロールに巻いていきます。
手芸店にあるロールで巻かれたのと同じ感じの大きさの長いロールに巻かれていました。
カットする
ロールを一定の細さにカットすると見たことのあるマスキングテープの形になりました。
梱包
カットされたマスキングテープは一つづつ梱包されて出来上がりです。
できあがったテープは保管庫に種類ごとに保管され、注文に応じて箱詰めされ全国に発送されます。
作成途中のマスキングテープや材料を実際に触ることができ、マスキングテープについて少し詳しくなれました。