書きたいこと、いろいろ

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

Helga Isager Stitches からCLOUDYを作る その4

今週は冬至でした。夜が一番長い日です。

暗いし寒いし、朝起きづらくなるし冬はあまり好きではなかったけれど、最近冬もいいなと思います。

朝日が登りはじめる空がとてもきれい(夕焼けもきれい)ということに気づき、こんな景色を眺められるこの時期も悪くないと思えてきました。

 

今日はCLOUDY BLOUSE、最終回です。

セーターを編み終えたので、刺繍します。

ドロップステッチの梯子部分をダーニングのように交互に縫っていきます。

セータの白い糸と、刺繍糸が格子模様になるところがかわいいです。

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刺繍は結構時間がかかるかなと思ったけれど意外とサクサク刺繍できました。

こちらは裏側です。

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刺繍の糸の始末は特に説明がなくてどうしようかなと悩んだのですが、通常の糸の始末と同じように表に響かないように隠して始末しました。終わりが見えてきましたが焦らず糸始末も丁寧に...

刺繍ができたら脇を閉じて、襟を作って完成です!

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毎日ちょっとづつ、2ヶ月ほどでできました。

 

横幅がゆったりめになっていて、丈が少し短めのデザインみたいです。

私が作ったのはSサイズでしたが、日本のMサイズくらいなのかなと思いました(外国のSサイズは日本のサイズとは違うのかも)。

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広すぎず狭すぎない襟ぐりや肩の落ち方のデザインの雑妙さが気に入っています。

刺繍していない列があるので、重ね着の色との組み合わせを楽しめます。

 

英文パターンは初挑戦で戸惑うこともあったけれど、良い経験になりました。

あっという間にもう年末です。

少し早いですが、良いお年をお過ごしください。

 

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Data

CLOUDY BLOUSE

Book : Stitches (Helger Isager)

Size: S

Yarn:

Isager Spini 3玉(セーター)

Alpaca2 E0 1玉(刺繍)

Alpaca2 40 1玉(刺繍)

TRIO lemon 1玉(刺繍)

Helga Isager Stitches からCLOUDYを作る その3

Helga IsagerさんデザインのCLOUDYを編んでいます。

今回は袖を編みます。

 

見頃から目を拾って袖を編みます。

まだ脇はつなげていないので袖はフラットな状態で編めます。

筒状に編むのがちょっと苦手なので袖を平らで編めるのは嬉しい。


両袖を編んで水通ししました。

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セーターの形になってきました。

 

本の説明では両サイドを閉じて刺繍という順番になっていますが、刺繍してから閉じた方が作りやすそう。

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なので閉じる前に刺繍します。

Helga Isager Stitches からCLOUDYを作る その2

スワッチを作った後は本番に進みます。

 

最初に前見頃を作りました。

下から上へ編んでいきます。ゴム編みから始まり、ドロップパターンが徐々に増えていくデザインです。

模様の部分が徐々に増えていくのと、ドロップパターンを作るのが楽しく飽きずにサクサク編めます(1パターンの最後に掛け目を外すと梯子のような模様が現れるのが楽しみで、つい夜更かししがちになってしまいます)。

胴体を編んだ後にネックラインを作りつつ、肩の形成も行うのですが、肩の形成の理解に時間がかかりました(2日ほど編んでは解いてを繰り返した...)。

short rowsという編み方(ターンを繰り返して傾斜を作っていく方法)で肩の傾斜を作っていきます。

首回りはキツくなりすぎないように気をつけます。

 

前見頃は二週間ほどで完成しました。

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検索しても情報が少なく、特に肩の部分はこれであっているのかまだちょっと不安で、毛糸を少し余分に残してあります(左上に残っている糸の長さが不安の度合いを表している...)。

そして編んでいる途中に居候のマリーちゃん(猫)が毛糸を噛み切ってくれるお手伝いをしてくれて途中で糸が途切れるハプニングもありました...

 

同じ要領で後ろ見頃も編みます。

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後ろ見頃も2週間ほどで完成。


前身頃と後ろ見頃でネックラインの傾斜がちょっと違います。
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前身頃と後ろ身頃を一度に編みながら閉じ目をして肩を合わせます。

糸を湿らせ、サイズを整えて見頃が完成です。

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結構横に伸びました。もうちょっと緩く編んだ方が良かったのかな...?

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刺繍する前にこのままでしばらく楽しんでもいいかなぁとあぶく模様を見て思いました。

 

続いて袖を編みます。

緑と道の美術展2020

今日は有給をいただいて、1日お休みです。

朝いつも通りに起きて、朝ごはんに洗濯と掃除を済ませて、お気に入りの洋服を選び、歩いてお出かけします。

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出かけた先は小田急多摩線のはるひ野駅。緑と道の美術展のスタート地点です。

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緑と道の美術展は、はるひ野駅から黒川駅を結ぶ緑道で開催される屋外アートの美術展です。

今年も例年通り開催されました。

 

朝から晴れて気持ちがいいです。早速緑道へ入ります。

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紅葉が終わった森を散策します。

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時々お散歩するご夫婦やランニングする方とすれ違うくらいの静かな緑道です。

すっかり葉っぱが落ちた緑道の脇には長谷川千賀子さんの「故郷=沃土プラント」が。

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落ち葉囲いの向こうに縄文時代をイメージする土器が並んでいます。

落ち葉と土器がとてもマッチしています。

落ち葉囲いは剪定した枝や葉っぱを積んで肥料にし、森に返す方法です。

散策しているときに、いくつか見かけました。

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上を見上げると見えるのが、間地紀以子さんの「9+13+21=私が私でいるために!」。

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前回、前々回に見た数字が入っているような。アーティストの作品の毎年の変化を思い返す楽しさがあります。

自然の中からひょっこりこんな作品が出てきます。

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これは鈴木歩さんの「息」。

「犬かな。」と思ったけれど、後ろを見てみると「たぬきかな?」

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家の近くにたぬきがいるので何となく親しみを感じます。

 

少し歩いて湿地のエリアへ。紅葉がまだ少し楽しめます。

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このエリアは蛍が生息しているそうです。

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足元にかわいいどんぐりが並ぶフレームが。

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小さなものに目を向けた作品。このあたりに落ちている落ち葉や枝で作られています。

音を楽しめる作品もあります。衛守和佳子さんの「生きている」。

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土器を小枝でやさしく叩くとカンカンと心地よい音が聞こえてきます。

酒井順次さんの「過保護」は鳥のオブジェに作品の上にネットがかけられています。

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この先品は展示中、森の小動物とトラブルがあったそう。そんな出来事も作品の一部になっていて面白いです。

 

緑道に戻ります。

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ここが多摩ニュータウンのすぐ近くと思えないくらい豊かな森林は、綺麗に草が刈られ歩きやすく整備されています。

地面から泉が湧き上がっているような作品は立川真理子さんの「あまのうみ」。

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カラフルながらも風景とマッチしています。

少し登っていくと佐藤栞梨さんの「里山ガール」が出迎えてくれます。

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冬の光に照らされて、少し寂しそうな表情が印象的。

この辺りを歩いていると手より大きな葉っぱがたくさん落ちています。

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何の葉っぱだろう。すごい。

ちょっと疲れたので山のてっぺんでちょっと休憩。

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振り向くと里山の風景が広がっていました。

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風に揺れる葉っぱの音や鳥の鳴き声が聞こえてきて、心が安らぎます。

散策もあと少し、緑道の出口には岡野奏恵さんの「Origin」。

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珊瑚のブローチみたいな、キノコみたいな、大理石の滑らかな作品。

黒川駅方面に歩いていくと、峯野布祐子さんの「見えるものは」。

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見る角度によって印象が変わる楽しい作品です。私は斜め横から見える風景が好きでした。

最後はファーマーズマーケットの裏にある瀬川怜さんの「Pin」。

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この展示最大の作品です。ここが終わりの地点だよ!と示しているような迫力の作品です。

 

今年も里山の風景とアートを満喫しました。

コロナウイルスの影響で、大好きな美術館巡りや旅行に全く行けませんでしたが、行けなくても家で楽しめるものもあるし、それなりに対応していけていると思っていました。

でも今回出かけて自然に触れたりアートを実際に見る楽しさや、心が嬉しくなる感じは、家にいるだけでは感じられないものだなと実感しました。

この展示を行うのは今年は特に大変だったと思いますが、開催してくださったアトリエのアーティストや里山の管理団体の方に感謝します。

元気をもらえて見に行けてとても良かったです。

夜のおやつできました

1か月くらい前に胃の調子が悪くなってしまって、1週間ほど寝込んでいました。

今はだいぶ元に戻りつつありますが、食欲がない時でも食べられたのが蒸しパン。

毎日食べるので自分で作ろうと試行錯誤していました。

材料の組み合わせや蒸し方をいろいろ試して、膨らまず、ういろうみたいな蒸しパンが出来上がったり(あまり美味しくなかった...)、いろいろありましたが、今日やっと理想に近い蒸しパンができました。

 

直径15cmのケーキ型用(4人分くらい?)の分量

ホットケーキミックス100g

・砂糖25g

・抹茶パウダー 大さじ1

・卵1個

・牛乳 50cc

・チョコチップ お好み

材料のほとんどは100均で手に入るものです。

 

蒸すのは炊飯器も試してみましたが、蒸気で蒸すのが一番膨らみました。

蒸し器を持っていないので、大きなフライパンにお水を薄く張って、割り箸を二本置いてその上に型を置いて、蓋をして蒸しました。

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15分でふっくら膨らみます。

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ケーキ型も100均(でも200円だった)で買ったもので、クッキングシートなしで焼けるケーキ型です。

半信半疑でしたけど、本当に綺麗に取れました。洗う時も楽に洗えて良いお買い物でした。

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お昼に食べる分と、明日母にあげる分を取り分けて残りを夜のおやつにしました。

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国造焼きのケーキ皿にぴったりサイズでした。

ふっくらしっとり、理想の蒸しパンになりました。

これからは安定しておいしい蒸しパンが食べられるので嬉しいです。

Helga Isager Stitches からCLOUDYを作る その1

今はHelga Isagerさんの本StitchesからCLOUDYというセーターを作っています。

i-knit-you-purl.hatenablog.com

 

このセーターは日本語訳付きのキットが販売されているのですが、本の他のセーターも見たかったので日本語訳のない本で挑戦しているところです。

 

編み図のないパターンにはIsagerさんのニットワードローブで取り組んでいるので、慣れていたのですが、英訳が難しかった...

編み物用語や略語が多くて翻訳に一手間かかりました。

巻末の補足や英語のパターンの読み方について説明してくださっているブログを参考にし、それでも部分的にわからないところは編みながら考えて理解することにしました。

そんな感じで英訳に悩んで、編んで、ほどいてを繰り返して、「やっぱり日本語パターン買ったほうがいいかな」と思ったりしながら、スワッチをやっと編むことができました。

あぶくのような模様は、ドロップステッチパターンという(クローカパターンともいう)そうで、1段目で掛け目を作り、5段編み、7段目で掛け目の部分を外すと、涙型の空間に梯子がかかったような模様になります。

 

スワッチを水通しして梯子部分を刺繍するとこんな感じに。

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卵サンドみたいな色合いに...

サイズは狙い通りになりました。

刺繍は糸の細さによって糸の本数の取り方や往復数を変えています。刺繍のやり方がこれであっているか自信がないです。細い部分も指定の回数往復すべきなのかとか(すごくキツキツになってしまうけど)、糸の始末をどうするのかとかがまだよくわかっていません(本には指定の回数往復するとしか書いていないので)。

先にセーターを編んでから刺繍なので、セーターを編んでいる間にもう少し情報収集してみよう。

 

このパターンさえ編めれば後はスムーズにいくのかな。

いよいよ本番に進みます=3

編み物の新しい仲間たち

11月ももう後半。編み物の楽しい季節になりました。

私は今年作りたいものが2つあり、今一つ目を編んでいるところです。

今日は最近揃えた編み物グッズのお話です。

 

一つ目はmiknitsの編み針ケース。

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靴下やミトンを編む棒針にちょうどいいサイズです。編み針のテキスタイルがとてもかわいい。

miknits vintageworksのヴィンテージワンピースと同じテキスタイルで編み物グッズにならないかなと思っていました。

今まではポーチに入れていた竹針が使っているうちにだんだん号数の表記が削れてしまい、どの号数か分からなくなることが度々あったので編み針ケースに収納することにしました。

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号数ごとに順番に収納します。

 

つぎはステッチマーカー。ウサギのチャームのついた可愛いマーカーです。

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金属製のマーカーはなかなか手芸屋さんで見かけないのでこの機会に買ってみました。金属だけど意外と軽いです。

 

ヤーンカッターも前から欲しいなと思っていたもの。

毛糸を何で切ればいいのかをずっと悩んでいました。

というのも母から同じ切る作業でも糸を切る、布を切る、紙を切る...それぞれの用途にあったものを使うように(そうしないとハサミがダメになる)とずっと言われてきたので、毛糸は何で切るのかがずっと疑問だったのです。よくわからないまま今までカッターを使っていましたが(これも違うと思う)、これで悩むことがなくなります(笑。

こちらは表の模様。

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私は裏側の模様が好きです。

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毛糸のモチーフになっているのが気に入っています。

 

最後はamuhibiknitさんのハヤミズリング。

左は太い針用で、右が細い針用。

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amuhibiknitさんのお友達の速水さんという方がアメリカにいた時に見つけた段数カウンターを自作して使っていたものを、商品にされたものだそう。

数字のチャームがついていて一段編むごとに針を通す穴を移動させていくことで段数を数えていけます。

段数は今までクリックする形式のカウンターで数えていましたが、カウントし忘れることが結構ありました。段数が分からなくなった時は編み目を数えるのですがこれがとても難しい。このリングを網目の途中に挟んでおけば、一段編むごとにカウントすることを必ず教えてくれるので数え忘れることがありません。カウンターは0〜9までなので10段編んだらマーカーをつけるかカウンターをワンクリックしてもいいかもしれません。

手作りの物で販売されるたびにすぐに完売してしまい、私も3回目でやっと購入できました。

アクセサリーみたいなかわいいカウンターです。

 

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そんな新しい仲間を迎えて編み物を楽しんでいます。