7月の後半に入っても梅雨明けせず雨の多い1週間でした。
涼しい日が続くのは嬉しいですが、梅雨明けはいつになるんだろう。
でも近くの森からセミの鳴き声も聞こえ始めて夏が近づいているのを感じます。
お取り寄せ第3回目は八雲塗りの手鏡です。
フェリシモと日本の品物を世界へお届けしているeverything from Japan marketのコラボレーション企画からお取り寄せしました。
八雲塗りの手鏡は、JR西日本の新大阪から博多駅間で販売されていて、数年前に雑誌で見かけて、気になっていました。
八雲塗りの魅力は使うほど色の鮮やかさが増すところ。
漆塗りは木に下地を塗り、その上に漆で絵付けをするのですが、八雲塗りは絵付けの後に透漆(すきうるし)を塗っては磨く工程を繰り返します。
使いはじめの色は控えめですが、使うほど透漆の透明度が増して、時間と共に丈夫で色鮮やかになっていくそうです。
ものは時間が経ったり使うほど古く価値がなくなる(今まで使っていた手鏡はお見せできないくらいくすんで傷だらけになっている)と思っていたけれど、使うほど良くなるというのはすごく新しいと八雲塗りのことを知った時に感じました。
手鏡には椿の花が描かれています。
今でも十分鮮やかと思うけれど、これからどんな色に変化して行くのかとても楽しみです。
椿には縁結びの意味もあるそうです。椿の葉っぱの中にハートが隠れていてかわいいです。
デザインに惹かれて購入しましたが、そういう意味合いもあったとは知らなかったので奥が深いなぁと思いました。