思いついたときに書く日記

日々のできごと、ときどき趣味のこと

日本の匠工芸展@小田急町田店

先週、小田急町田店で開催されていた日本の匠工芸展に行きました。

木工、染織、陶芸、ガラスなどを作る全国のお店がブースを作って、毎日使う日用品から装飾品、家具など幅広い工芸品を販売していました。

その中で私が気になったのは西出櫛工業の櫛です。

 

原料

つげの木から櫛を作っています。

天然のつげの木は保護されているため、つげの木を栽培している鹿児島県から木を仕入れています。

限られた場所でしか作られていないので、国産のつげを使った櫛は外国産のつげの櫛よりも高価になりますが、とても丈夫な木なので、一生使うことができると言われています。

 

作り手

西出櫛工業の西出 長仕(にしで たけし)さんが作られています。

工房は関西空港の近くにあり、お店は持たず、催事場などに出展して販売しているそうです。

西出さんと販売の方が、催事場で対応してくださいました。

 

櫛の種類

髪質、髪の量に合わせて歯の細かさが異なっていたり、男性用には持ち手をつけていたり、頭皮のマッサージ用の櫛などさまざまです。

小さな子どもから使える櫛や、ペット用もありました。

長く使うことのできる櫛なので、お子さんが生まれた方へのお祝いにも良さそうです。

 

櫛の使い方

椿油又はオリーブ油を櫛に染み込ませて使います。

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櫛に使えるのは椿油かオリーブ油。トリートメントなどは成分が違うので使えないそう。

人差し指※に油を乗せて櫛の歯全体に塗り込んで染み込ませてから髪を梳かします。

※多すぎるとベタついてしまうので、人差し指程度の油を染み込ませるのがポイント。

髪を梳かす毎に椿油を染み込ませ、ショートヘアの方は大体5回くらいで良いそうです。

大体1ヶ月くらい経つと髪に効果が見られるそうです。

毎日油を染み込ませて使っているうちに、櫛が飴色に変化していき、使うほど色が濃くなっていきます。

展示場では作りたての櫛と、20年ほど経った櫛が展示されていて色や艶の違いを見ることができました。

私は髪がパサパサになるのが悩みで、シャンプーやトリートメントをいろいろ試しているのですが、なかなか自分に合うものを見つけられていないので、椿油とこの櫛を試してみようと思いました(自然のものでできているので良さそうと思った)。

購入すると無料で名前の刻印などをしていただけます。名前や、購入日などを刻印される方が多いそうです。私は下の名前を彫っていただきました。

まず目の細かいサンドペーパーでさらに磨いてから刻印します。

サンドペーパーは1000〜2000番代を使いますが、このくらい細かいサンドペーパーになると、紙ではなく(紙の均一性の問題で)フイルムのサンドペーパーを使うそうです。

購入時から綺麗な光沢はありましたが、磨くとさらに光沢が増していきずっと見入ってしまいました。

 

購入してから(メンテナンスなど)

購入時に櫛をさらに磨いていただき、仕上げに椿油を染み込ませます。

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油を染み込ませるため3日間このまま置いておきます

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3日後の櫛。ちょっと色が濃くなった?

3日後に残った油を拭き取ればつかうことができます。

櫛に水をつけると狂いが生じてしまうので、乾かす前の髪を梳かしたり、櫛を水洗いしてはいけないそうです。

汚れがついた場合は、椿油を染み込ませてから汚れを拭き取ります。

それでも取れない場合は、西出櫛工業さんに櫛を送ると、対応していただけるそうです。

1年に一度催事場で展示をしていて、購入した櫛は催事場で磨いたりメンテナンスしていただけます。来年櫛のことや髪のことをお話しできるのが楽しみです。