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通信講座 課題5 : ジャケット作図 その3

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今日は作図です。

作図はシーチング生地で試作するための、ファーストパターンの元になります。

原型をもとにジャケットの形に作図していきます。

 

1/4縮図で作図した後に、実物大で作図します。

2度手間のように感じますが、作図中に悩んだり書き直したりするので、1/4縮図で作図を一度行ってから実物大で作図をする方が、スムーズに作図できます。

 

以下は作図の手順で行いました。写真は1/4縮図です。

 

作図については詳しい手順は記載されていない(大まかな手順と要点のみ)ので、細かい部分で迷ったときは「基礎」や「シャツ」の教科書だったり、インターネットで検索して作図しました。

 

原型

原型からスタートします。課題1で作図したものを元にします。

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原型を描き終わったところ

原型のダーツ操作

肩パッドを入れるため、厚み分のゆとりを作ります。

肩パッドの厚みでゆとり分は変わりますが、今回は薄いもの(0.5cm)を使う予定なので肩パッドが薄い場合のゆとり分を前身頃と後ろ身頃のダーツに作ります。

原型を据える

前身頃と後ろ身頃の間隔を1.5cm(見頃のゆとり分)開けて原型を据えます。

ジャケット丈まで延長して、前身頃に前端線を追加します。

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ダーツ操作した原型を据え置いたところ

身頃作図

前後身頃
  • 肩幅の調整

原型の肩幅と、ジャケットに肩幅が違うので、肩幅をジャケットの肩幅まで延長します。

ジャケットの肩幅はBNP(バックネックポイント)とSP(ショルダーポイント)の距離になります。

つまづきポイント1

測り方を間違えると、前身頃の肩幅の調整がうまくいかなくなります。原型の肩幅よりもわずかに広くなる感じでした。

  • パネルラインとダーツ

前後のパネルラインは原型ダーツを元に体のラインに沿って滑らかにカーブするように描きます。

前後のパネルラインは肩幅線と胸幅線、ダーツが目安になるので原型から正確に写しておくと描きやすいです。

  • ヒップ幅の調整

私の場合ヒップが足りなくなったので、不足分を前身頃のパネルラインのダーツを操作してに補いました。ヒップ不足分とはH/8+4.2-(W/4+6.2+2.0)のことです。

つまづきポイント2

教科書の図を見るとヒップ不足分が前たての長さとほぼ同じように見えるので、説明をよく理解して図に惑わされないように気をつけます。

身頃の作図から腕周りの部分をうつしとり、袖を作図します。

腕周りの形状を反転して書く必要があったり作図が面倒...

今回は二枚袖です。

ジャケットの袖は、原型の袖の書き方と一部違う点があります。

  • 袖山線の位置

原型の袖山点から後ろ身頃方向に1cmシフトした位置。

  • ELの決め方

ジャケットのEL(エルボーライン)はBL(バストライン)とWL(ウエストライン)の長さ。

  • 裾線の決め方

腕丈+4-6cmを加えて袖山点から裾線を65cmにする。

つまづきポイント3

ジャケットの袖山点は原型の袖山点から後ろ身頃に1cmシフトした位置になり、後ろ身頃の袖のカーブは原型よりもきつくなるので、原型のカーブの描き方に倣うと、不自然なカーブになってしまう...ここはジャケットの袖のカーブが自然になるように作図してもいいものなのか...質問してみようと思います。

下衿、上衿の順に作図します。

SNPから訂正分量をとった点をA点として作図します。

 

身頃と袖が完成しました。ジャケットっぽい形になりました。

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身頃

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仕事終わりに毎日数時間、少しずつ進めて2週間くらいかかりました。

どうすればいいのか悩むところもいくつかありましたが、図と説明をよく読んでなんとか作図できました。

 

作図やパターンづくりはあまり好きではないのですが、洋服のリメイクや自分の好きなデザインの洋服を作れるようになるには、避けられない部分なので、たくさん描いてパターンづくりに慣れたいと思います。

 

前半の課題は作図の他にジャケットの生地も提出しなければいけないので、次回は生地を選びに行きます。