書きたいこと、いろいろ

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

鳥取とんぼ返りの旅(前編)

鳥取にとんぼ返りの旅をしてきました。

 

今回は和紙あかり作りを教えていただいている進木先生の展示を見に行きました。

 

その日のうちに帰らないといけなかったので、サンライズ出雲に乗って前日の夜に出発します。

仕事が終わって一旦家に帰り、シャワー浴びてからすぐ家を出ました。

横浜駅22時24分発のサンライズ出雲に乗ります。

 

今回は9号車の2階のシングルです。

2階の喫煙席から遠い座席にしました(前回は一階で喫煙席に近かったので、頭痛と電車の振動で全然眠れなかった...)。

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足元はテーブルと電源

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頭元はFMラジオ、アラーム、荷物置き場があります

FMラジオはFMNHKのみで、トンネルに入ると電波が悪く聞こえなくなります。

寝台列車はワクワクするのでずっと起きていたいですが、仕事でクタクタだったので寝ます。

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いつもより早めに寝ました

 

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朝5時ごろふと目が覚めました

車内アナウンスが流れていました。

JR東海道線の貨物列車の踏切点検のため25分遅れているそう。先を急ぐ人は新幹線などに振り替えが可能とのこと。

車掌さんに米子の到着時間を聞いてみると、なんと10時!(1時間遅れ)バックアッププランも微妙に間に合わない時間です(汗

姫路で新幹線に乗り換えれば元々の予定に間に合うので、姫路で乗り換えることにしました。

姫路でサンライズを降り、新幹線への振り替え手続きをして岡山へ向かいます。

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姫路で新幹線に乗り換え

のんびり行きたかったけれど、日帰りなので間に合う方法で行きます。

 

姫路から岡山まで新幹線で行き、岡山から米子へはやくもで行きました。

自由席ですが、追加料金はかからずに乗れました。

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米子には予定通りの時間に到着できました

車掌さんに到着時間を聞いておいてよかった。

ころんとかわいいちいさなてまりの会09

寺島綾子さん監修のころんとかわいいちいさなてまりの会の作製記録です。

 

今月の手まりは「初虹」。

初虹は、春に初めて現れる虹のこと。

七十二侯の「虹始見(にじはじめてあらわる)」に対応した季語だそうです。

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白地に紫のグラデーションのシックな手まりでした。

 

七十二侯で思い出した私の好きな一冊の本をご紹介します。

詩人、白井明大さんのエッセイ「七十二候の見つけかた | 株式会社 飛鳥新社」です。

これはジャケ買いした本で、普段あまり読まない分野でしたが、

昔、一年に七十二もの季節がありました。

という最初の一文でぐっと心が惹きつけられました。

季節感の全くない生活をしていた作者が「桃始笑(ももはじめてさく)」という七十二侯の季語を知ったことをきっかけに、細やかな季節の変化を感じながら過ごした日々をまとめたエッセイです。

季節を文章で表現する意外性や、咲くことを「笑う」と表現しているところが春がやってくる嬉しさが伝わってきてすごくいいなぁと思います。こういった表現の仕方に惹かれて、古典の授業が好きだったのかなと懐かしく思い出しました。

10月1日は七十二侯で「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」、虫が巣ごもりの支度をする頃。

私はまだしていないですが、衣替えの季節です。

今はどんな季節なんだろうと、季節の辞書として読んでみるのもいいし、自分の好きな季節(季語)を探しながら読むのも楽しい一冊です。

福田利之さんの表紙や挿絵も素敵です。

 

本の話が長くなってしまいましたが、今月の手まりの話でした。

今日のオリーブ-2019-09-29

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月に一度のオリーブの観察日記です。

時々蒸し暑い日もあるけれど、過ごしやすい季節になってきました。

 

今月もカイガラムシと戦っています。

 

カイガラムシ対策その1

通気性を良くするために剪定しました。

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剪定後のミッション(左)とネバディロブランコ(右)

まだ剪定時期ではないので積極的には切っていないですが、それでも結構剪定しました。時期になったら樹形も考えて剪定する予定。

色々な場所でオリーブを育てているお家を見かけるので、樹形の参考になっています。

 

カイガラムシ対策その2

毎日葉っぱや枝をチェックして、見つけたら除去しています。

目も慣れてきて枝にいるカイガラムシもだいぶ見つけられるようになりました。

ちょうど繁殖期なのでいつもより数が多いような...寒くなったら落ち着いてくるのかな....

 

先月の中旬から小さなお客さんが家に滞在中です。

完全に小さなお客さん中心の生活になってしまい、仕事から家に帰ってからも慌ただしい生活です。やっとお互いに慣れてきたのかな...と思っているところです。

いつまで滞在するのやら...

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(4時間目)

トップスの勉強は一通り終わったので、スカート、パンツの勉強に進みます。

 

今日はスカートです。

 

四角い布で作るスカート

一番簡単なスカートですが、丈やギャザー量ですごくバリエーションに広がる奥の深いスカートです。

 

丈を3種類、ギャザーを6種類の組み合わせで、計18種類のスカートを作ってみました。

全部載せると訳がわからなくなりそうなので、代表して印象の違う3つのスカートを載せてみました。

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丈、ギャザー量の組み合わせで色々なスカートが作れました

左はウエストにギャザー量は少なめで、フレアもほぼない膝丈のタイトスカート。

中央は少しギャザー量とフレア量を増やした膝丈スカート。

右はギャザーもフレア量が最も多い膝下のスカート。

簡単でバリエーションが豊富なのでこれからたくさん活用しそう。

そういえばHANONさんの丸襟ワンピースのスカートも長方形でした。

i-knit-you-purl.hatenablog.com

 

応用編:フレアスカートティアードスカート 

応用編で、フレアスカートティアードスカートを作ってみました。

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左から、長方形のスカート、フレアスカートティアードスカート

フレアスカートはウエスト部分と裾の長さが異なる、展開図が扇型になるスカートです。

長方形のスカートの裾は同じ長さですが、フレアスカートはギャザー量が少なくなるように作ったので、ウエストからヒップにかけてスッキリした感じになりました。

ティアードスカートは、展開図が円形のスカートです。

エストのギャザーは少なめで、裾の長さは3つの中では最も多いので、フレアスカートよりもゴージャスな感じになりました。

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(3時間目)

今日は衿の勉強です。

 

ノーカラー

まず襟なしのアレンジをいろいろ作ってみました。

襟ぐりの深さを色々と変えて好みの深さを探りました。

原型は浅い襟ぐりです。

作りたいデザインに合わせて襟ぐりの形や深さを変えます。

ボートネックの深い襟ぐりを作ってみました。夏服なら深い襟ぐりがよさそう。

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原型の襟ぐり(左)とボートネック(右)

 

フラットカラー

次は襟をつけてみます。

フラットカラーは襟が浮かないように調整するのが難しかったです。

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襟が浮いてしまった...もうちょっと調整が必要...

 

トップスの勉強はここまでです。

 

次はボトムス(スカート、パンツ)に進みます。

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(2時間目)

今回勉強したのは袖。

文化服装学院の通信講座でも苦戦し、苦手だなと思っているパーツです。

型紙の教科書で苦手を克服したいです。

 

今回使う道具

袖周りの測定をするので曲がる縮尺定規があると測定しやすいです。

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曲がる縮尺定規

 

袖周りの測定

前AH(アームホール)、後ろAH、袖山丈、ひじ丈、袖丈を測定します。

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原型の前後AHを測定

原型に曲がる定規を当てて前AH、後ろAHを測定します。

袖山は人形の肩から袖ぐりまでの長さを測定。

ひじ丈と袖丈を測定します。

 

袖原型の作図

水平線と垂直線を引き、測定した前後AHから三角形を描きます。

このままでは袖にシワができてしまうので、自然な形になるように、ひじ丈の少し上あたりにかけて袖を少し絞ります。

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袖の原型作図

 

原型と袖を合わせて試着

原型と袖を縫い合わせて試着してみました。

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袖は通るけれどちょっときつくゆとりが少ない感じ

袖自体が腕にフィットしすぎてパツパツで、袖山もつっぱった感じです。

型紙の教科書にも全く同じ失敗例が記載されていました。

 

修正

袖が腕にフィットしすぎてしまう点については、袖下を少し下げる事で余裕を持たせます。

袖山がつってしまう問題は、肩幅を少し伸ばす修正をします。

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肩や袖まわりに余裕を作る修正をする

この変更で前後のAHの長さが変わったので、修正に合わせて袖も作り直しました。

自分が洋服を着て、自分で修正するのは見えないところもあり(特に後ろは)、どこを修正すべきなのかを見つけ出すのがなかなか難しいけれど、人形ならどこがあっていないのか、じっくり見ることができるので意外と簡単に修正ができました。

 

修正後のトワルを試着

修正してもう一度試着します。

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今度はちょうどいい感じ

袖周りもちょうど良い余裕があり、袖もきれいに繋がりました。

これで袖の原型が完成です。

 

袖を作っていて気づいたこと

洋服と縫い方の順番が違うことに気づきました。

通常の洋服の場合、ダーツ、肩、脇、袖、袖周りの順に縫ってきますが、型紙の教科書では、型の次に袖周り、袖、脇の順に縫っていました。人形の場合、普通の洋服作りの手順で縫うと筒状になった袖周りを縫うときに縫いにくくなるからでした。

肩の次に袖周りを縫った方が袖周りをほぼ直線で縫うことができます。

小さい人形の洋服ならではの縫い方があるんだと勉強になりました。

 

そのほかの袖も作成

ノースリーブ、フレンチスリーブ、パフスリーブ、ドルマンスリーブ、ラグランスリーブなども作ってみました。

全てボディの原型と袖の原型をもとに作れます。

ノースリーブとフレンチスリーブ

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ノースリーブ(左)とフレンチスリーブ(右)

ノースリーブは原型そのままの袖で、フレンチスリーブは原型の肩先を好みの長さに延長したもの。

 

ドルマンスリーブ

ドルマンスリーブは原型の肩先を延長しただけです。首まわりも好みの広さにちょっと調整しました。

ドルマンスリーブは前後身頃が共通で、後ろ身頃さえ作るだけでいいので作図が楽ですが、型紙作りが難しかった...

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ドルマンスリーブ

ただブライスの腕は水平方向には動かないので、ドレープをどのくらい作るかに苦戦しました。3回くらい試行錯誤しました。ブライスにはドルマンスリーブは向かないのかな...

 

パフスリーブ

パフスリーブは原型の袖を分解して好みの膨らみになるように間隔を調整します。

難しそうに見えますが、袖丈と袖まわりが決まれば簡単に作れます。

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パフスリーブ

少し長めのパフスリーブにしてみました。作図はそこまで難しくなかったけれど、ギャザーを縫うのが細かい作業で大変でした。

 

ラグランスリーブ

ラグランスリーブは肩と袖が繋がった袖で、普通の袖よりも腕を動かしやすいです。

スポーツウェアでよく使われる袖です。

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ラグランスリーブ

 

感想

腕の構造は人形によって異なる(腕が垂直方向に動くもの、水平に動くもの、関節も動くものなど色々ある)ので、洋服を作りたい人形が一番綺麗に見える袖を試作しながら作るのがポイントなのかなと作っていて思いました。

袖の勉強はここまでです。

 

次は衿の勉強に進みます。

衿はさらに細かい作業になりそう...

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(1時間目)

最初に原型について勉強してみました。

原型は立体裁断という、モデルに実際に布を当てながら形状を決めていく方法です。

人形と人間の体型は異なるので、立体裁断で作るものに合わせた方が作りやすいそうです。

立体裁断は初めてなのでできるかな...

 

立体裁断用のボディについて

作るのはネオブライスの原型です。

本の中でボディは人形の頭がない方が作業しやすいと書いてあったので、型紙作り用に胴体だけをフリマで購入しました。ブライス自体は定価で2万円近くするのですが、胴体だけなら千円程度でほぼ新品のきれいなものが手に入りました。

型紙作り用の胴体なので傷など気にすることなく使えます。

 

用意するもの

以下のものが必要です。

  • 包帯
  • 黒のマスキングテープ(細めが良い)
  • キッチンペーパー
  • まち針
  • ハサミ

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原型作成に使うものたと

そのほかに縮尺定規があると、首まわり、袖周りが描きやすいです。

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縮尺定規があるとカーブをきれいに描けます

 

ボディに包帯を巻く

最初にボディに包帯を巻きます。

包帯を巻くのは

  • ゆとり分を作れる
  • 原型作成時にまち針を打てる
  • ボディに傷が付くのを防ぐ

という理由からです。

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包帯を巻いたところ

包帯は伸び縮みして緩みやすいので、きつく巻きます。

 

ラインを引く

バスト、ウエスト、首まわり、肩、腕まわり、脇にマスキングテープでラインを引きます。

脇は、ここに縫い目が来たら美しいと思うポイントを自分で決めます。

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ラインを引きました

 

原型を書く

ラインを引いたボディの上にキッチンペーパーを当てると、先ほど引いたラインが透けて見えるのでなぞります。

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透けて見えるラインをキッチンペーパーになぞっていきます

体にフィットするようになぞっていくと、余分な部分が出てくるのでそこはダーツで調整します。

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体に沿わせて余った部分はダーツに

後ろ身頃、前身頃の順に作りました。

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後ろ身頃(左)と前身頃(右)

方眼紙に原型を書き写せば完成です。

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後ろのダーツは脇に移動させました

 

トワルを作る

完成した原型で、トワルを作りました。

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ぴったりの原型ができました

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後ろ身頃のダーツを脇に移動させてすっきりさせました

 

原型を作った感想

型紙の教科書の説明がとても細やかで分かりやすいので、立体裁断は思っていたよりスムーズにできました。

包帯がずれないように、きつめに包帯を巻くことが重要だなと思いました。

原型の勉強はここまでです。

 

次は袖について勉強します。