ベランダで育てているオリーブの記録です。
先月見つけたオリーブのツブツブは相変わらず毎日出てきます。
意味はあるのかわからないけれどベランダの掃除をこまめにしたり、朝会社に行く前に葉っぱのチェックをしてツブツブは見つけたら取り除いているので、増えてはいませんが、減ってもいない感じです...
ツブツブの正体がわかる
その後もいろいろ検索を続けていて、ちょっと時間はかかりましたが、香川県農業試験場病害虫防除去所という機関の報告書に、オリーブ農園で見つかった2種類のカイガラムシの発生についての記載を見つけました。
報告書の内容はトビイロマルカイガラムシと、クワシロカイガラムシの特性や対応についてです。
報告書には写真も載っていましたが、嫌いな方もいらっしゃると思う(私も嫌い)ので、リンクは貼りませんでした。あまりいないと思うけれど興味のある方はカイガラムシの名前で検索するとヒットすると思います。
どちらも2mmくらいの大きさで、中央に突起のある形(これは雌だそう)ですが、トビイロマルカイガラムシはチョコレート色、クワシロカイガラムシは白やクリーム色という違いがあります。
枝、葉、実に寄生し養分を吸い取り、枝に多く寄生すると木が枯れてしまうこともあるそうです。
色や形、発生時期が一致するのでブツブツの正体はクワシロカイガラムシなのではと思っています。
クワシロカイガラムシは年に3世代を繰り返し、5月、7月、9月に発生します(年に3度も発生するのか…とちょっと絶望的な気持ちになりました)。
カイガラムシの特性
日光の当たらない場所に寄生する特性があるそうです。
あとで葉が重なりやすいところを確認してみたところ、かなり密集してカイガラムシが寄生している葉っぱも見つかりました(密集したものが苦手で本当は見たくなかったのですが、ツブツブが大量発生するよりは...と思いながら葉っぱはすぐに切って捨てました)。
ベランダではネバディロブランコとミッションを育てていて、ネバディロブランコの方がカイガラムシが圧倒的に多く、疑問に思っていたのですが、ネバディロブランコは葉っぱが下を向いて幹が隠れやすいことと、間隔が若干狭いので葉っぱ同士が重なりやすいからかなとあとで思いました。
対策
報告書によると薬はないようで地道に取り組むしかありません。
- 虫のついた枝や実などは適切に除去
- 樹木の風通しを良くする
- 幹に寄生し場合は、冬にブラシや藁で擦り取る
カイガラムシのついた実や葉っぱは全部取り除きました。
剪定の時期ではないですが、風通しを良くするのに枝も剪定しました。カイガラムシが枝に多く寄生しているものは切ってしまいました。
実がたくさんなっていたのに残念ですが、思い切ってバッサリ切りました。
伸びすぎた枝もまだ剪定中です。
剪定をしなかったことをすごく後悔しました。
どう剪定したらいいのかわからなかなかったので先延ばしにしてしまったけれど、今回のカイガラムシ被害で剪定の仕方がなんとなくわかったような気がしました。
これでカイガラムシがいなくなってくれたらいいけれど...しばらく様子見です。
暑いけれど、少しひんやりした風が吹いてきて、朝や夕方はだいぶ過ごしやすくなってきました。
通勤の途中でも茶色のコスモスがポツポツと咲き始めたのに気づきました。
秋が近づいているのかも。