思いついたときに書く日記

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

里山セラピーツアー(1日目)

会社の同僚に誘っていただいて、連休最後の2日間は宮城県大崎市という場所に行ってきました。

ここを訪れたのは里山セラピー(田植えとたけのこ狩り)を体験するためでした。

豊かな自然に触れることができとても楽しくリフレッシュできただけではなく、学んだこともたくさんあったツアーでした。

里山セラピーツアーで体験したことを簡単に書こうと思います。

 

里山セラピーツアーとは

ふゆみず田んぼという農薬や化学肥料を使わない昔ながらの田植えを一年を通して体験するツアーです。

春に田植え、秋に稲刈りの体験ツアーを企画していて、今回が3回目の開催でした。

 

1日目の予定

10:00 古川駅に集合

11:00 ふゆみず田んぼで田植え体験

12:00 昼食

13:00 水辺の生き物調査

15:00 ロマン館(宿泊施設)に移動&自由行動

17:00 夕食

 

古川駅に集合

仙台のさらに先にある駅ですが、新幹線で大宮駅から1時間半ほどで着いてしまいます。

改札を出るとツアーのスタッフの伊藤さんたちが迎えてくれました。

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つるし雛に紛れて面白い飾りを発見

県外からの参加者は5人でした。

ジャンボタクシーで田植え体験を行う田尻地区に向かいます。
田尻地区は世界自然遺産に登録された地域です。

www.city.osaki.miyagi.jp

マガンが飛来する自然豊かな田んぼと、それに寄り添うように建っている民家も含めて登録されたそうです。

居久根(いぐね)という、山から吹き下ろすやませから民家を守るように植えられている樹木の風景がとてもユニークです。

 

ふゆみず田んぼで田植え体験

車で30分ほどで到着しました。

県内から参加する方と合流して総勢20名ほどで田植え体験をします。

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22mmの広角レンズに収まらない、湖のような広い田んぼが広がっています

今回はふゆみず田んぼという方法を実践されている方の田んぼの一角で体験をさせていただきました。

冬に水を張っているのでふゆみず田んぼと言われています。

田尻地区は毎年8万羽ものマガン(雁)が飛来する地区で、冬に田んぼに水を張り、飛来したマガンの休息地にする事で、化学肥料を使わないお米作りを実践しています。

カワワクという多角形の転がる道具を使って植える場所の目印を使って印をつけたら、植え付け開始です。

カタワクはとてもユニークな道具だったのですが、写真を撮る余裕がなかったので使った器具に近い写真があったホームページのリンクを貼っておきます。

http://www.pref.akita.jp/fpd/nogyonoson/shibano/shibano.HTM

通常いくつか苗を束にして植えるところですが、一本でも十分育つということで、植え付けは苗を一本づつ植えて行きました。

昔から毎年お米作りを行なわれてきた場所なので、石などはなく裸足で田植えができます。土は柔らかく、ひんやり冷たかったです。

私は沼にはまってなかなか動けなかったけれど、子どもたちの動きが早く(体重が軽いから?)、テキパキと田植えは行われました。

 

昼食

田植えの後は餅つきといろいろなお餅料理をいただきました。

ごま餅、草餅、ぜんざい、お雑煮、納豆餅の中から好きなものを選べます。

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ぜんざい、お雑煮、草餅、ごま餅をいただきました

お餅を5個食べたと思います。

何も考えずに食べたいものを食べたけれど、ご飯何杯分に相当するのか想像すると怖い...

地元の方とおしゃべりしながら楽しくいただきました。

 

水辺の生き物調査

昼食後は田んぼの水路で生き物探しをしました。

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コンクリートで固められていないのでたくさんの生き物がいました

田植え時期で水が引かれているため、水路の水は少なめということでしたが、カエル、ドジョウ、ギンブナ、エビ、タナゴ、ザリガニなどたくさんの生き物が見つかりました。

最初は生き物探しをしていたものの、大人たちは昼食後の眠気と自然の心地よさに日向ぼっこを始めました。

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ボーッとしてしまいました。見ているだけで心が安らぐ。

最後に大崎市の市役所に勤務されている方から採った生き物についての解説がありました。

日本の固有種もたくさんいましたが、アメリカザリガニやエビは外来種で、こんな場所にも外来種がいるのかと驚きました。

下水道の設備が整っていない場所などで、水槽の水換えをすると水換えの水に魚の卵などが含まれていて外来種が入ってきてしまうことがありそうで、意図せず広がってしまうこともあるんだなと勉強になりました。

採った生き物は観察後に元の場所に返して田植え体験は終了です。

 

ロマン館に移動

車で宿泊場所のロマン館に移動します。

www.city.osaki.miyagi.jp

公園(散策路やテニスコートやパターゴルフなどができる運動公園)の中にある宿泊施設で低価格(3100〜4000円)で宿泊できます。

この宿の隣にはさくらの湯という温泉が併設されていて、温泉だけの利用も、宿泊しての利用もできます。

温泉は透明のあっさりしたお湯で、外で田植えした後の温泉は最高でした。

 

夕食

夕食は施設内でスタッフの方や地元の方とバーベキューをしました。

みんなでそれぞれの暮らしについて話しをしながら、炭火焼きで焼く野菜やお肉はおいしかったです。

地元のお酒の差し入れもいただきました。

私は日本酒はあまり飲まないのですが、すず音(日本酒のスパークリング)がすごくおいしかったです。

ichinokura.co.jp

おいしくて家でも飲みたいと思ったのでお土産にも買いました。

地元でずっと農家をされている方、若い方から年配の方までこの地域が好きでもっと盛り上げようと活動されている方や、その活動を通して移住してきた方など、生き生きと暮らしている姿を見ることができ、この地域の暮らしを少し知ることができた夕食でした。

バーベキューの後もう一度温泉で温まって、布団に入ったらスーッと寝てしまいました。

 

2日目に続きます。