一条寺駅から歩いて詩仙堂に行きます。徒歩10分ほどの場所にあります。
詩仙堂とは
正式にはでこぼこした場所に建てられた住居という意味の「凹凸窠(おうとつか)」と言うそうですが、石川丈山がこの住居の壁に中国の詩家36人の肖像と詩を描かせた部屋があることから詩仙堂と呼ばれるようになったそうです。
終の住処としたのも納得できるような静かな場所です。
建物と庭を楽しむ
石の階段を登り、最初に建物を見学します。
建物の中に入ると中国の詩家36人が描かれた詩仙の間、至楽巣(読書室)があります。
どちらの部屋からも枯山水と、サツキが植えられた庭を見ることができます。
静けさのなかに鳥の鳴き声と、ししおどしの音がときどき聞こえてきます。
座って庭を眺めたり目を瞑って外の音に耳をすませていると気持ちがだんだん落ち着いてすっきりした気持ちになれました。読書をしている方もいらっしゃいました。
庭を楽しむ
建物を出て庭を楽しみます。
庭には丈山が考案したと言われるししおどしがありました。
サツキが咲く5月や紅葉の時期がベストシーズンですが、3月後半はろうばいや梅の花が楽しめました(京都は東京と比べるとちょっと寒い場所なのか...咲いている花が1ヶ月遅いような気がする...)。
庭の所々に優しい表情のお地蔵さんが佇んでいました。
静かにゆっくり心が落ち着く場所でした。