「かんべの里」で陶芸体験をしました。
松江から八雲方面のバスに乗り、20分ほど行った場所にあります。
出雲かんべの里とは
作る楽しさ、昔話の楽しさ、自然の楽しさを体感する施設です。
工芸館、民話館、自然の森の3つのエリアに分かれています。
工芸館
工芸館では陶芸の他に手まり、木工、機織りなどの体験ができます。
5年ほど前に友人と体験したときにとても良いものを作れたので、母にも体験させてあげたいなと思い再訪しました。
体験するには
10人以上で参加する場合は事前に予約が必要ですが、少人数の場合は連絡なしで体験可能です。
1人2000+送料で体験ができました。
所要時間
簡単なものは1時間くらい、ろくろや装飾に凝った物だと2〜3時間程度です。
今日の先生
前回は陶器の会社に勤められていた年配の方が先生でしたが、先月退職されて先生が変わっていました。
今は2人の島根出身の作家さんが先生をされています。
今日は山本将之さんが先生でした。たぶん私と同じくらい年代(30代くらい)の、もの柔らかな先生です。
大学から陶芸を学び、陶芸歴は15年ほどになるそうです。
体験場所の入り口に先生の作品が展示されていました。
作りたいもの
今回は私も母もお皿を作りました。
私はパンが載せられるくらいのお皿、母はさらに大きい大皿を希望しました。
使った土
陶芸の粘土はどこでも採れるそうですが、陶芸をするのに向いている土と向いていない土があるそうです。
かんべの里周辺の山でも粘土は採れますが、そのまま使うことはできず、陶芸で形成しやすい土に色々と調合する必要があるそう。
備前焼など陶芸で有名な場所の土は陶芸に向いていて、ほとんど調合せずに使うことができるそうです。
今回使った土は信楽の白い土でした。
作り方
どちらも比較的大きなものなので、電動ろくろではなく、粘土を一定の幅に平らに伸ばして形を形成する方法で作りました。
1.粘土を丸める
粘土を丸めて形を整えます。
2.叩いて広げる
その後粘土の真ん中から外側に向かって手のひらで粘土を叩き、粘土を広げていきます。
3.こん棒で広げる
ある程度均一に広がったら、粘土の両端にお皿の厚みと同じくらいの木の切れ端を置き、それをお皿の厚みのガイドにして、粘土をこん棒でさらに広げます。広げる時にお皿の形をある程度意識しながら広げていきます。
4.縁を整える
粘土がお皿の厚みに広がったら、お皿の端を水で湿らせた指で少し押して土を少し圧縮するような感覚で締めます。こん棒で慣らしているとお皿の中央ほど土が圧縮していて、外側は少しゆるい状態になっているそうです。少しゆるい場所は強度も弱くなってしまうので、仕上げに少し指で圧力をかけながら整えることで、周辺の強度を持たせるように調整します。
5.お皿の形に形成する
その後、お皿の形を形成するのに、お皿に合うサイズのボールに被せてお皿に少し深みを持たせます。お皿の形を形成するときは乾燥して割れないように少し水で指を湿らせてから、ゆっくり力をかけて形を整えます。
それぞれ作った作品がこちらです。
出来上がってみるとなぜか私が大皿、母は小さいお皿2つになっていました...
わずか30分ほどで完成しました。
6.釉薬を選ぶ
無色、黄土色、黒から選べました。
私は、サラダなどを盛った時に食材の色が鮮やかに感じられそうな黒、母は無色と黄土色にしました 。
できあがりは2ヶ月後
2ヶ月後に出来上がったお皿が届きます。
どんな印象のお皿ができあがるのか想像ができないので、楽しみに待ちたいと思います。
その他の体験もしてみたい
最近手まり作りにもはまっているので、手まり作りも気になりました。
私が気になったのは所要時間が3時間もかかる体験だったので今回は体験しませんでしたが、今度は手まり作りも体験してみたいなと思いました。