3日目は鳥取を離れて島根に向かいます。
目次
観光列車「あめつち」に乗って松江に向かいます。
倉吉から乗りました。
あめつちとは
JR西日本旅客鉄道米子支社が2018年7月から運行を開始した観光列車です。
島根県出身の「RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の物語」などを監督した錦織良成さんが監修、「ハウルの動く城」などのジブリ作品の美術監督の吉田昇さんが色彩のデザインを担当しました。
チケットは乗車の1ヶ月前からみどりの窓口で予約が可能です。
ほぼ1ヶ月前に予約しに行きましたが、すでに結構席が埋まっていたので(カウンター席が良かったけれど4人がけの席しか空いていなかった...)、早めに予約した方が良さそうです。
各駅でのお出迎え
あめつちの停車駅では駅員さんやご当地のキャラクターが見送ってくれます。
各駅、個性があるお出迎えだったのに、シャッターチャンスを度々逃してしまったのが残念でした...
米子駅でははっぴを着た駅員さんが笑顔で見送ってくれました。
ちゃんと撮れたのは倉吉の駅員さんだけでしたが、各駅で歓迎してくださった方たちは私の記憶に嬉しかった思い出として残っています。
車内の装飾
カラフルなのにどこか落ち着く色彩です。
4人がけ、2人がけ、カウンター席など、大人数でも一人旅でも楽しめる座席になっています。
車内の様々な場所で、鳥取・島根の工芸品が使われています。
天井は因州和紙、入口の壁は絣、洗面は陶器、壁に智頭杉が使われていました。
石州瓦がココアパウダーをまぶした生チョコにすごく似ていて、机を見るたびに生チョコが食べたいなと思ってしまいました。
なかなか地方の工芸品を見る機会はないので、電車をきっかけに、工芸品に触れられる面白いアイディアだなと思いました。
おみくじを引く
乗車すると車掌さんがおみくじを引かせてくれました。
おみくじの下には記念スタンプを押すスペースがあります。
山陰地方らしい景色
日本海に沿って列車が走ります。日本海や大山が見えるポイントでその場所の説明をアナウンスしながら、徐行して走ってくれます。
鳥取に到着した1日目は天気が良く綺麗な大山が見えましたが、この日は天気が悪く(全国的に雪が降ったり大荒れの日だった)、雲で大山は見えず、海の波も荒く山陰らしいなと思う天気でした。
添乗員さんが今日は「お天気が悪かったので...」と申し訳なさそうに(添乗員さんは全然悪くない)あめつちの車窓の眺めをまとめたポストカードをプレゼントしてくれました。
綺麗なポストカードを眺めていると、さっきまで「山陰地方はこんな天気が多いから」と納得していたはずなのに、「晴れていたらこんな風景が見られたのか...」とちょっと複雑な気持ちになってきました。綺麗なポストカードは旅の記念になって嬉しかったです。
車内販売
寒かったので、車内販売でホットコーヒーと島根県で作られているプリンを購入しました。
コーヒーは多分普通のコーヒーと思いますが、ブラックでもスッと飲めるすっきりとした味のコーヒーでした。
プリンは島根県の農場で育てたニワトリの卵を使ったプリンで、あっさりした味でした。
母はプリンに使われている牛乳の風味が良いととても気に入っていました。
1時間半ほどで松江に到着しました。
松江ではまつえ若武者隊の方が2人来ていて、記念写真に応じてくれたり、写真撮影をしてくれたりしていました。武者がカメラを構えて写真を撮っている姿が滑稽で和みました。