義母と娘のブルースの感想です。
綾瀬はるかさんが好きなので、彼女の出るドラマは必ず見ているのですが、去年の放送では数話を見ても物語に馴染めず、途中で見るのをやめてしまいました。
冬休み中に一挙放送を改めて見てみました。
あらすじ
ちょっと珍しい二部構成のドラマです。
第1部
30代独身のキャリアウーマンの亜希子は、宮川良一からプロポーズされます。
実は良一は数年前に妻を病気で亡くしていて、8歳の娘(みゆき)のいるシングルファザー。彼もまた重い病を患っており、娘を託すために亜希子にプロポーズしたのでした。
亡くなった母親のことを想い、良一の状況を知らされていないみゆきは、再婚する必要はないと反対します。
前半は今まで仕事中心だった亜希子が、戸惑いながらみゆきの良い母親になれるように奮闘する様子が描かれます。
第2部
再婚して1年後に良一は亡くなり、亜希子とみゆきの2人の暮らしが始まります。
それから10年が経過し、みゆきは高校生になりました。
亜希子は独身時代の貯金とデイトレードで得たお金をやりくりして、専業主婦をしながらみゆきの成長を見守っていました。
ある日、亜希子はみゆきと進路の話をしていた時に、みゆきに目標がなく、楽して生活したいと思っていることに気づきます。
みゆきに働く大切さを教えるために、亜希子は再び働き始めます。
感想
背景をもう早く詳しく知りたかった
亜希子と良一がどうして結婚することになったのかが明らかになるのが、ドラマのちょうど中間あたり。
それまでは、「どうして結婚したんだろう、亜希子さんはどうしてこんなに一生懸命になれるんだろう」と疑問を感じながら見ていました。背景が分かりずらかったので、ドラマを途中で見なくなってしまったのかもしれません。
少し分からないところがあったほうが面白いのかもしれませんが、結婚することになったきっかけがもう少し早く描かれていたら、もっと話に引き込まれやすかったかなと思いました。
主題歌が良い
MISIAのアイノカタチは大切な人への思いが描かれた曲でドラマととても合っていて良かったです。
解釈は色々ありそうですが、ドラマを見た影響か、大切な人をなくした時に感じた思いが描かれているのかなと思いました。
久しぶりに感情移入できたドラマだった
良一は娘を託すために、亜希子は人恋しかったために再婚しましたが、3人で暮らすうちにお互いがかけがえのない存在になっていく過程を見ていると、この幸せが長く続いてくれたら良いのにと願ってしまいました。良一さんが亡くなった時に、上司の笠原部長が「仕事に行くぞ」と話しかけるシーンは思わず泣いてしまいました...
また最終話で亜希子とみゆきが本当の親子のような関係になっていることにお互い気づいた瞬間も心にジーンとくるものがありました。
家族について考えさせられる、見てよかったなと思えるドラマでした。
続きがありそう?
最終話は続きがあるかも?と思うような終わり方でした。
原作は読んだことがないので続きがあるのか分からないですが、続きがあったら見たいなと思います。