来年の卒業に向けてのんびりしていられないので、ジャケットの添削を待っている間に7つ目の課題を先に進めておきます。
課題はコートの作図です。
以下が課題の条件です。
- 冬物コートのデザイン(正面と後ろ姿)
- 1/4縮小作図
- サイズは9AR寸法
1/4縮小作図とは
実物の1/4のサイズの作図です。
ジャケットの作図で、実物大作図を書く前に書いていたものです。
実物大サイズを書くと机いっぱいに紙を広げて書かないといけませんが、縮小作図の場合A4サイズの用紙におさまります。
9ARとは
既製服を作るときの平均的な計測値の一つで、ある期間に計測された全国的な計測結果をもとに決められた日本工業規格(JIS)に基づいたサイズです。
Aは体形(ヒップ)、Rは身長を表しています。
体型
体型区分は以下の通りです。
A体型
日本人の成人女性の身長を142、150、158、166cmに区分し、バストを74〜92cmを3cm間隔で、92〜104cmを4cm間隔で区分した時に、それぞれの身長とバストの組み合わせで出現率が最も高くなる組み合わせの体型。
Y体型
A体型よりヒップが4cm小さい。
AB体型
A体型よりヒップが4cm大きい。ただしバストは124まで。
B体型
A体型よりヒップが8cm大きい。
身長
R(Regular)
身長158cm。
P(Petite)
身長150cm。
PP
身長144cm。Pを重ねることで、Petiteより小さいことを表した。
T(Tall)
身長166cm。
JIS L 4005-1997の表と照らし合わせると、9ARは身長158cm、バスト83cm、ヒップ91cmになります。
ウエストについては年齢によって変わるので、年齢に合わせたウエストを選びます。10〜20代は64cm、30〜50代は67cm、60代が70cmです。
年齢の指定まではされていなかったので、自分の年代のウエストでいいのかなと思います。
今回は個人の測定値ではなく、平均的なサイズで作図するのがポイントです。
次はデザインを考えてみます。