今週のお題「紅葉」
Instagramでフォローしている方が、「緑と道の美術展」というイベントに行かれていて、とても楽しそうだったので私も行ってみました。
緑と道の美術展とは
黒川街道の緑地の保全を行なっている緑地保全団体「黒川緑地管理協議会」と町田市小野路を拠点に活動している「アトリエIZUMI」が連携して行なう野外アートと里山散策が楽しめるイベントです。
散策ルート
この美術展の散策ルートは、小田急多摩線のはるひ野駅から黒川駅まで、黒川よこみね特別緑地保全地区を巡る約3.5kmほどのコースです。
はるひ野駅と黒川駅、スタートはどちらでも大丈夫です。
はるひ野駅
日が暮れるのが早くなってきたので早めに出発しました。
はるひ野駅を出ると目を引くのは前田忠一さんの作品、KASHIRA。
この展示の隣にある「蝉」も見逃さずに。目を凝らすとセミの抜け殻が木に止まっているのが見えます。
作者の酒井信次さんが里山散策中に見つけた抜け殻から作成したそう。
住宅地を抜けてよこやまの道に向かいます。
よこやまの道
よこやまの道に入ると一気に雰囲気が変わります。
よこやまの道の展示たち。
花冠は陶器でできたバラのようなオブジェです。野外展示なので、落ち葉ともコラボレーションして素敵でした。
黒川よこみね特別緑地保全地区
よこやまの道から離れて、黒川よこみね特別緑地保全地区に向かいます。
黒川よこみね特別緑地保全地区はフェンスで囲まれていて、入口があります。
黒川よこみね特別緑地保全地域の展示たち
湿地の風景を活かした展示が多いです。
active memoryは家族写真なのかな。想像が膨らむ作品です。
歩く エンドレス ウロボスは赤い小道を実際に歩くことができます。小道をよく見ると目が描かれていました。
よこみね緑地
よこみね緑地に向かう途中に並走するように「歩く」という作品があります。
写真は結構な大蛇でちょっと怖くなりました(マムシは他の蛇より短いと思っていた)。茂みには絶対に入らないようにしようと思いました。
よこみね緑地は田舎に帰ったような感じのする森で、なんだかホッとします。
ここは私が好きだなと思った景色です。
奥多摩や箱根の方まで行かなくても、近くに自然を感じられる場所があったとは...
よこみね緑地の展示たち
「おかえり」はよこやまの道の展示の続きみたいです。遠くに見える白い石がきっと作品だと思う。
黒川駅に戻る途中
畑を抜けながら黒川駅に戻ります。里芋の葉っぱが生き物みたいに見えました。
自然がアート。
ただの散歩道の紅葉も綺麗です。
黒川駅に戻る途中にも作品がありました。
のどかな畑と作品が非日常的な感じです。
ON THE HILL COFFEE
汁守神社裏のカフェで休憩をしました。小高い場所にある眺めのいいカフェです。
大きな窓の外には庭があり、小鳥が水浴びしたり餌を食べる姿を見ることができました。ずっと眺めていたい風景です。
パンフレットを持っていたので、「美術展を見てきたの?」とお店の奥さんやお客さんが声をかけてくれたり、親しみやすい静かでゆったりしたカフェでした。
黒川は何もないところとずっと思っていたけれど、良いところ、ありました。
小鳥を眺めにまた行きたいです。
黒川駅
2時間ほどで黒川駅に到着しました。
最近駅の裏側にオーケストラの練習場ができたためか、電車が来るたびにオーケストラの音楽がかかります。芸術の秋らしい感じです。
緑地も住宅地も綺麗に手入れがされていて気持ち良く散歩できました。
良い散歩道は周辺の住民の方の努力によるものなんだなと感じます。
心のこもった小さな芸術祭もいいなと思った1日でした。
アートやお散歩が好きな方はおすすめのイベントです。
今日行ったところ