手芸屋さんでミシンの使い心地を試して、自分にあったミシンを選びます。
使わせていただいたのは、JUKIの職業用ミシンSL-700EXと家庭用ミシンHZL-EX7です。
TL-30DXも見たかったですが置いていなかった...
厚みのある生地の縫い心地
ミシンコーナーには色々な素材のハギレが置いてあります。
その中から自分で試したいハギレを選んで縫い心地を試してみます。
テスト1:キルト生地にカラーテープの取っ手を重ねた部分を縫う
レッスンバッグなどで使われるキルト生地とカラーテープを縫ってみました。
キルト生地から縫い始め、一番厚みの出るカラーテープが重なった部分まで縫いましたが、職業用ミシンSL-700EXはキルト生地からカラーテープにうつる時に全く段差を感じず、スムーズな縫い心地でこれが職業用ミシンの縫い心地なのかとちょっと感動しました。
家庭用ミシンのHZL-EX7はカラーテープの部分に入った瞬間に少しがたつき(ガタガタ音がする)を感じましたが、楽に縫えました。
縫い目の美しさはあまり違いがないように見えました。
テスト2:厚みのある生地を4枚重ねた生地を縫う
コートを作る時などは、衿、表布、裏布など生地が3〜4枚重なった部分を縫うことがあるので、ウールの生地を4枚重ねて縫ってみました。
HLZ-EX7は、ガタガタ音がして針が折れるのではとちょっと心配になりましたが、しっかり縫えていました。
SL-700EXは少しがたつきましたが、安定して縫うことができました。
厚みのある生地についてはやはり職業用ミシンの方が安定感があってスムーズに縫えました。
音
お店(広い空間)だったのであまり参考にならなかったかもしれないですが、ミシンが動作する音はどちらもあまり違いがないように聞こえました。
ボタンホール
HLZ-EX7のボタンホール機能を見せていただきました。
ウール生地2枚重ねの部分でボタンホールを作りました。操作も簡単で、スムーズに綺麗に縫えていました。
職業用ミシンは針を左右に動かすことができないため、ボタンホール用のアタッチメントをつけることになります。店員さんの話では、布を左右に動かすことになるので、家庭用ミシンのボタンホールより仕上がりがちょっと劣るのと、ボタンホールの形状でアタッチメントを変える手間がかかるそうです。
その他の良かった機能
自動糸切り機能がすごく便利でした(家庭用、職業用どちらにもついている)。
糸切りを今まで面倒と思ったことはなかったけれど、手動で糸を切った時の無駄な糸の残りがないというのも良かったです。無駄な部分を確認してカットする手間がなくなります。
どのミシンにするか...
職業用ミシンのボタンホールのアタッチメントの仕上がりが気になったので、その日はどのミシンにするのか結論は出さないで帰りました。
家に帰って調べたところ、2度縫いであれば仕上がりは問題ないように見えました。ちょっと気になるのは、アタッチメントの装着に少し手間がかかるのと、コツが要りそうというところ。
ボタンホールはアタッチメントをつけるか、厚みがない生地なら今使っている家庭用ミシンに任せてもいいかなと思います。
どの機種にするかですが、SL-700EXにしようと思います。ウールを生地を重ねて縫った時の安定感で決めました。
機種は決まったので、手芸屋さんに注文に行きます。