課題作製などで厚みのある生地を縫う時にミシンの限界を感じたので、今使っているミシンよりも少しパワーのあるものを購入しました。
ミシンを買う機会はなかなかない(一生に一度かもと思う)ので、自分でもよく調べて決めました。
そのミシンを選んだ過程について書いてみようと思います。
はじめにミシンを見にお店に行ったのですが、色々なメーカーのミシンが置いてあり、どれが自分の必要に合ったものなのかその場ではわかりませんでした。
それで最初にミシンメーカーがどのくらいあるのかを調べてみました。
手芸屋さんに置いてあったメーカーを主にピックアップしています。
SINGER
1851年にアメリカで創業した最も古いミシンブランド。
2000年に工業用ミシンを撤退しますが、家庭用ミシンはシンガージャパンに引き継がれ、統合などがあり今はハッピージャパンで国内販売されている。
2017年にはグッドデザイン賞を受賞しており、初心者に優しく使いやすいミシンを多く開発している。
つい最近ミシンの下見にお店に行ったときに、初めて知りました。ミシンコーナーの一番入口の目にとまりやすい場所にありました。
JANOME
1921年に「パイン縫製機械製作所」として創業。本社は東京都八王子市。
1921年に国内で初めてミシンを作成した、世界最大のミシンメーカー。 ボビンの形が蛇の目に似ていることからJANOMEへ社名変更した。
JANOMEといえば小さい頃スーパーでミシンの実演販売をしていたのをよく見かけたのと(給食のランチョンマット入れに刺繍と名前を入れてもらったことがあります)、湯沸かし器のCMが記憶に強く残っています。
brother
1908年に設立し、ミシンの修理と部品の製造を開始。本社は愛知県名古屋市。
1932年にミシンの国産化に成功。 刺繍ミシンが充実している。
プリンターで有名な会社ですが、始まりはミシンだったとは知りませんでした。
今現役で使っているミシンがbrotherのミシンです。私が学生の頃、学校行事で使うものなどを縫うために母が購入したものです。最近は私が洋服や小物作りでよく使っていますが、今でも調子よく使えています。
JUKI
1938年に東京都の機械業者が出資し創立。本社は東京都多摩市。
家庭用ミシン第1号機が1947年に誕生。工業用ミシンの世界シェアNo1。 家庭用ミシンや職業用ミシンにも工業用ミシンの技術を取り入れている。
下見に行ったときに店員さんに勧められたのがJUKIのミシンでした。
JAGUAR
1949年に創業。大阪府守口市が本社。
1952年に家庭用ジグザグミシンの国産化に成功。
小型のミシンやキャラクターとコラボレーションするなどデザインが充実している(お店にはキティちゃんのミシンが置いてありました)。
今では当たり前の機能のジグザグ縫いをいち早く取り入れたのたのがJaguarだったんですね。
baby lock
1965年に設立。本社は東京都台東区。
1957年に世界初の家庭用ロックミシンを開発。
2016年に株式会社ジューキ※からbaby lockに社名変更。 ※工業用ミシン大手のJUKIとは別の会社です。
ロックミシンが充実しています。私もbaby lockのロックミシンを持っていますが、使いやすく、切れ端の始末は綺麗にできます。一台で普通の布の他にニット素材の始末もできるので便利です。
AISIN
1965年に設立。本社は愛知県刈谷市。
自動車部品の他に生活関連の製品も手掛けている。トヨタの創始者、豊田喜一郎氏の指導によりミシンが開発され、1947年に1号機を発売。その品質が高く評価されTOYOTAの商標使用を許可された品質至上のブランド。
修理やメンテナンスのことも考えると、国内メーカーのほうがいいと思っていたので、選択肢が多くちょっと安心しました。
おまけ
この調べ物をしている途中に今使っているbrotherのミシンが無償修理の対象になっていることがわかりました。
取っ手に不具合がある機種のようで取っ手の無償交換と、ミシンの清掃もしていただけました。broherは八王子に修理工場があり、修理の問い合わせをしてから数日で戻ってきました。
買ってから10年以上経つ古い機種でしたが、親切に対応してくださり修理も早く信頼できる会社だなと思いました。
次はミシンの種類について調べてみました。