会社の同僚が三連休中に行った中目黒の和のあかりx百段階段2018が面白かったと言っていたので、期間中行ってみたいとおもっています。
私も和紙の明かりを作っているのでそのことについて書きます。
和紙あかりを知ったきっかけ
5年くらい前に三朝温泉の旅館に飾られていた和紙あかりを見つけたのがきっかけです。
カズラの独特な形のフレームにカラフルな和紙が貼りめぐらされ、ステンドグラスのような雰囲気でした。
旅館の玄関先や窓辺、倉吉の雑貨屋さんなどいろいろな場所で飾られていてとても素敵だったのでどこで購入できるのか聞いてみました。
遊楽隣(ゆらりん)工房
由良駅の近くにある遊楽隣(ゆらりん)工房で作られていると情報をいただき早速次の日に行ってみましたが、工房がお休みの日で都合が合わず、翌年に体験に行きました。
遊楽隣工房は由良駅から歩いて15分くらいのところにあり、遊楽隣工房と書かれた大きな看板と、工房に飾られているたくさんの明かりやカズラのフレームが目印です。
作り方を教えてくださったのは進木先生で、学校の先生を定年退職され、2010年から工房を開いています。地元でプロの方が作られている和紙あかりを見て、自分も作ってみたいと思ったのがはじめたきっかけだそうです。工房の体験以外にも出張で他の地域の方にも作り方の指導をしたり、旅館や個人の方のオーダーで2m以上の大きな作品を作ったり、精力的に活動されています。
和紙あかりの作り方
作り方はとてもシンプルで、カズラのフレームに自分の好きな和紙や布を貼るだけです。
小さなあかりなら1〜2時間で作ることができます。
フレームを選ぶ
工房にある大きさや形の違うフレームから、自分の好きなフレームを選びます。フレームは全て先生の手作りで、どのフレームも一点ものです。
素材を選ぶ
フレームに貼る素材は鳥取県で作られている因州和紙を中心に、着物や浴衣のハギレなど豊富に揃っています。配色を考えながら選びます。
型をとる
カズラのフレームには和紙を貼る箇所が9箇所程度あり、素材を貼る前に新聞紙で貼る場所の型をとります。型をとったら素材に写します。貼った部分が少し盛り上がるような感じで型をとるのがポイントです。
外観を作る
型をとった和紙や布をボンドでフレームに貼り付けドライヤーで乾かしながら接着します。
カズラの枝の独特な曲線や、和紙独特の繊維の模様や優しい色が好きで、夜になると早めに電気を消して和紙のあかりで過ごしています。
通う楽しみ
近くに住んでいたら毎週通いたいですが、距離的に難しいので年に一回あかりを作りに行っています。
はじめは小さなあかりを、次の年からは少し細かい貼り付け方や、フレームの作り方、フレームを使わないあかりの作り方などを教えていただいています。
最近は作りたいデザインをある程度決めてわからないところを相談しながら作っています。
青谷和紙工房で毎年開かれる因州和紙あかりの展覧会に、いつか自分で作ったあかりを応募したいです。アイディアが少し浮かんでいるので、少しずつ作っていきたいなと思っています。
もっと知りたいと思った方は...
遊楽隣工房のfacebookをのぞいてみてください。先生が作った作品や、体験の様子を見ることができます。毎週火曜日と木曜日に工房で体験ができますが、出張されている場合もあるので、連絡をとって行かれるのがいいと思います。
また、7/7-8/31の期間に鳥取駅近くの高砂屋で進木先生の展覧会が開かれています。20点ほどの作品を見ることができます。7/29(日)は、あかり作りの体験もあります。