思いついたときに書く日記

日々のできごと、ときどき趣味のこと

BOX and NEEDLEのLetter Boxを作りました

6月に行われた紙博inTokyoで購入したBOX and NEEDLEのレターボックスキットを週末に作りました。

 

BOX and NEEDLEとは

京都で100年続く貼箱屋さんです。

和菓子や陶器などを包む付属品として扱われている箱に、もっとスポットライトを当てたいという気持ちからはじまったお店です。

BOX and NEEDLEは羅針盤やコンパスという意味もあり、未来に向かって新しい可能性を示す物作りをしたいという思いも込められています。

 

材料

キットに入っていた材料は以下の通りです。

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LetterBoxKit 左は「タトウ」、右は「ミ」の材料

大きく分けて、ものを入れる部分の「ミ」と、ミを囲む折りたたみ式の「タトウ」の材料に分かれます。

 

キット以外で自分で揃える材料は以下の通りです。

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自分で揃える材料

ニカワ作りに使うもの

  • ニカワ
  • ボール
  • 刷毛

 

箱の貼り付け作業に使うもの

  • 溶かしたニカワ
  • 両面テープ
  • セロハンテープ
  • ハサミ
  • 刷毛
  • ヘラ
  • 新聞紙

 

家にヘラがなかったのでアンケートなどで配られる鉛筆のクリップ部分で代用しました(あまり尖っていなくて細長いものならなんでもいいと思います)。

新聞紙は紙にニカワを塗る台紙になるので、交換できるように何枚か用意しておきます。

ニカワが手に付きやすいので、汚れた手を拭くウエットティッシュなどを近くに置いておくと作業しやすかったです。

 

ニカワとは

ニカワは動物の皮や骨などから取られたコラーゲンが主成分の天然の接着剤です。

少し独特な匂いがします。

乾くと強度が増し、箱にハリが出て美しく仕上がるのでBOX and NEEDLEの作り方ではニカワがすすめられていました。

熱を加えると溶け、貼った後に剥がして歪みを整えることもできるので、初心者にも向いている接着剤です。

 

作り方

以下の手順で作っていきます。

  1. ニカワを溶かす
  2. 「ミ」を作る
  3. 「タトウ」を作る
  4. 「ミ」と「タトウ」を貼り合わせる

 

1.ニカワを溶かす

ニカワを60gほどハサミでカットします。

レターボックスを1つ作るのにこのくらいの量で使い切れる感じでした。

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ニカワを一口大にカットすると溶かしやすい

カットするときに包丁も試してみましたが、かなり粘り気があり包丁にくっつくのでカットしづらかったです。キッチンバサミでカットする方が楽でした。

ニカワ4に対して水1です。

鍋に水を入れ、その上にニカワ(60g)と水(15g)が入ったボールを入れ、弱火で湯煎します。

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ニカワが溶け始めたら刷毛でかき混ぜる

直火で溶かすことも可能ですが、焦げ付きやすいため、湯煎がオススメです。

ニカワは40度ほどで溶け始めます。焦げ付かないように刷毛で混ぜながら完全に溶かします。

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ニカワが溶けたところ(ダマがなくなるまで溶かします)

未使用のニカワはラップに包んで常温で保管すれば半年ほど使えます。

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使わないニカワはラップで保存(半年以上経つと粘土が落ち始めるそう)

 

2.「ミ」を作る

十字形の「ミ」のボール紙を切れ目に沿って角が90度になるように折り、セロハンテープで止めます。

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四隅をセロハンテープで止めたところ

「ミ」を覆う紙全体にニカワを塗り、上下15mm残すように箱の角を基点にして貼り付けます。底を上にして長辺、短辺の順に折り込みます。

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底面を折りこんだところ

箱を上に向け、四隅に切れ込みを入れ、長辺、短編の順に折り込み、角はヘラを使ってしっかり押さえ込んで接着します。

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上側を折り込んだところ

底面の4編に両面テープを貼れば、「ミ」の部分が完成です。

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4辺に両面テープを貼ったところ

 

3.「タトウ」を作る

タトウ用の柄の紙に接着するボール紙の位置の印を薄くつけておきます。

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タトウの貼り付け位置を確認

ボール紙を置く間隔の4mmがタトウの折り曲げ部分になる重要な間隔なので正確に貼り付けられるように印をつけました。

紙にニカワを塗り、印に合わせてボール紙を貼ります。ボール紙から2mm残して四隅を斜め45度にカットし、長辺、短編の順に折り込みます。

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外側の紙を貼り、4編を折りこんだところ

内貼用の紙にニカワを塗り、4辺の幅を均等に残すように内貼用の紙を貼ります。

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内側の紙を貼ったところ

表と裏をシワや浮きが出ないように手の腹でしっかり撫で、ボール紙の間はヘラでしっかり撫でます。

 

4.「ミ」と「タトウ」を組み合わせる

「タトウ」を90度に立てて「ミ」を側面に合わせて接着します。

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「ミ」と「タトウ」を貼り付けたところ

「ミ」の底をしっかり押さえて接着させれば完成!

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1時間半くらいで完成しました

 

綺麗に作るポイント

  • 手が汚れたらこまめに拭く
  • 台紙は汚れたら変える
  • ニカワは固まり始めたら湯煎する

ニカワがついた手や台紙で作業していると、接着面ではない部分にニカワが付き、箱がベタベタしてしまうので、こまめに手を拭いたり台紙を変えるのが綺麗につくるコツなのかなと思いました。

固まり始めたニカワを塗ると、固まったニカワで表面がぼこぼこしてしまうので硬くなり始めたと思ったらこまめに湯煎をかけたほうが良さそうです。

 

何を入れる?

美術館巡りで集めたポストカードを入れるのに使うことにしました。

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美術館などで集めたポストカードを収納しました

 

作った感想

はじめてでも1時間半ほどでサクッと綺麗に作れました。

ニカワが固まるのが早く、接着力も強いので、あらかじめボール紙を置く位置に印をつけることがポイントかなと思いました。

郵便物やお裁縫道具を入れる箱も作りたいので、余ったニカワでまた作ろうと思います。マスキングテープなども使っても可愛い箱が作れるかもしれません。