思いついたときに書く日記

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(3時間目)

今日は衿の勉強です。

 

ノーカラー

まず襟なしのアレンジをいろいろ作ってみました。

襟ぐりの深さを色々と変えて好みの深さを探りました。

原型は浅い襟ぐりです。

作りたいデザインに合わせて襟ぐりの形や深さを変えます。

ボートネックの深い襟ぐりを作ってみました。夏服なら深い襟ぐりがよさそう。

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原型の襟ぐり(左)とボートネック(右)

 

フラットカラー

次は襟をつけてみます。

フラットカラーは襟が浮かないように調整するのが難しかったです。

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襟が浮いてしまった...もうちょっと調整が必要...

 

トップスの勉強はここまでです。

 

次はボトムス(スカート、パンツ)に進みます。

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(2時間目)

今回勉強したのは袖。

文化服装学院の通信講座でも苦戦し、苦手だなと思っているパーツです。

型紙の教科書で苦手を克服したいです。

 

今回使う道具

袖周りの測定をするので曲がる縮尺定規があると測定しやすいです。

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曲がる縮尺定規

 

袖周りの測定

前AH(アームホール)、後ろAH、袖山丈、ひじ丈、袖丈を測定します。

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原型の前後AHを測定

原型に曲がる定規を当てて前AH、後ろAHを測定します。

袖山は人形の肩から袖ぐりまでの長さを測定。

ひじ丈と袖丈を測定します。

 

袖原型の作図

水平線と垂直線を引き、測定した前後AHから三角形を描きます。

このままでは袖にシワができてしまうので、自然な形になるように、ひじ丈の少し上あたりにかけて袖を少し絞ります。

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袖の原型作図

 

原型と袖を合わせて試着

原型と袖を縫い合わせて試着してみました。

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袖は通るけれどちょっときつくゆとりが少ない感じ

袖自体が腕にフィットしすぎてパツパツで、袖山もつっぱった感じです。

型紙の教科書にも全く同じ失敗例が記載されていました。

 

修正

袖が腕にフィットしすぎてしまう点については、袖下を少し下げる事で余裕を持たせます。

袖山がつってしまう問題は、肩幅を少し伸ばす修正をします。

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肩や袖まわりに余裕を作る修正をする

この変更で前後のAHの長さが変わったので、修正に合わせて袖も作り直しました。

自分が洋服を着て、自分で修正するのは見えないところもあり(特に後ろは)、どこを修正すべきなのかを見つけ出すのがなかなか難しいけれど、人形ならどこがあっていないのか、じっくり見ることができるので意外と簡単に修正ができました。

 

修正後のトワルを試着

修正してもう一度試着します。

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今度はちょうどいい感じ

袖周りもちょうど良い余裕があり、袖もきれいに繋がりました。

これで袖の原型が完成です。

 

袖を作っていて気づいたこと

洋服と縫い方の順番が違うことに気づきました。

通常の洋服の場合、ダーツ、肩、脇、袖、袖周りの順に縫ってきますが、型紙の教科書では、型の次に袖周り、袖、脇の順に縫っていました。人形の場合、普通の洋服作りの手順で縫うと筒状になった袖周りを縫うときに縫いにくくなるからでした。

肩の次に袖周りを縫った方が袖周りをほぼ直線で縫うことができます。

小さい人形の洋服ならではの縫い方があるんだと勉強になりました。

 

そのほかの袖も作成

ノースリーブ、フレンチスリーブ、パフスリーブ、ドルマンスリーブ、ラグランスリーブなども作ってみました。

全てボディの原型と袖の原型をもとに作れます。

ノースリーブとフレンチスリーブ

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ノースリーブ(左)とフレンチスリーブ(右)

ノースリーブは原型そのままの袖で、フレンチスリーブは原型の肩先を好みの長さに延長したもの。

 

ドルマンスリーブ

ドルマンスリーブは原型の肩先を延長しただけです。首まわりも好みの広さにちょっと調整しました。

ドルマンスリーブは前後身頃が共通で、後ろ身頃さえ作るだけでいいので作図が楽ですが、型紙作りが難しかった...

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ドルマンスリーブ

ただブライスの腕は水平方向には動かないので、ドレープをどのくらい作るかに苦戦しました。3回くらい試行錯誤しました。ブライスにはドルマンスリーブは向かないのかな...

 

パフスリーブ

パフスリーブは原型の袖を分解して好みの膨らみになるように間隔を調整します。

難しそうに見えますが、袖丈と袖まわりが決まれば簡単に作れます。

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パフスリーブ

少し長めのパフスリーブにしてみました。作図はそこまで難しくなかったけれど、ギャザーを縫うのが細かい作業で大変でした。

 

ラグランスリーブ

ラグランスリーブは肩と袖が繋がった袖で、普通の袖よりも腕を動かしやすいです。

スポーツウェアでよく使われる袖です。

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ラグランスリーブ

 

感想

腕の構造は人形によって異なる(腕が垂直方向に動くもの、水平に動くもの、関節も動くものなど色々ある)ので、洋服を作りたい人形が一番綺麗に見える袖を試作しながら作るのがポイントなのかなと作っていて思いました。

袖の勉強はここまでです。

 

次は衿の勉強に進みます。

衿はさらに細かい作業になりそう...

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(1時間目)

最初に原型について勉強してみました。

原型は立体裁断という、モデルに実際に布を当てながら形状を決めていく方法です。

人形と人間の体型は異なるので、立体裁断で作るものに合わせた方が作りやすいそうです。

立体裁断は初めてなのでできるかな...

 

立体裁断用のボディについて

作るのはネオブライスの原型です。

本の中でボディは人形の頭がない方が作業しやすいと書いてあったので、型紙作り用に胴体だけをフリマで購入しました。ブライス自体は定価で2万円近くするのですが、胴体だけなら千円程度でほぼ新品のきれいなものが手に入りました。

型紙作り用の胴体なので傷など気にすることなく使えます。

 

用意するもの

以下のものが必要です。

  • 包帯
  • 黒のマスキングテープ(細めが良い)
  • キッチンペーパー
  • まち針
  • ハサミ

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原型作成に使うものたと

そのほかに縮尺定規があると、首まわり、袖周りが描きやすいです。

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縮尺定規があるとカーブをきれいに描けます

 

ボディに包帯を巻く

最初にボディに包帯を巻きます。

包帯を巻くのは

  • ゆとり分を作れる
  • 原型作成時にまち針を打てる
  • ボディに傷が付くのを防ぐ

という理由からです。

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包帯を巻いたところ

包帯は伸び縮みして緩みやすいので、きつく巻きます。

 

ラインを引く

バスト、ウエスト、首まわり、肩、腕まわり、脇にマスキングテープでラインを引きます。

脇は、ここに縫い目が来たら美しいと思うポイントを自分で決めます。

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ラインを引きました

 

原型を書く

ラインを引いたボディの上にキッチンペーパーを当てると、先ほど引いたラインが透けて見えるのでなぞります。

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透けて見えるラインをキッチンペーパーになぞっていきます

体にフィットするようになぞっていくと、余分な部分が出てくるのでそこはダーツで調整します。

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体に沿わせて余った部分はダーツに

後ろ身頃、前身頃の順に作りました。

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後ろ身頃(左)と前身頃(右)

方眼紙に原型を書き写せば完成です。

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後ろのダーツは脇に移動させました

 

トワルを作る

完成した原型で、トワルを作りました。

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ぴったりの原型ができました

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後ろ身頃のダーツを脇に移動させてすっきりさせました

 

原型を作った感想

型紙の教科書の説明がとても細やかで分かりやすいので、立体裁断は思っていたよりスムーズにできました。

包帯がずれないように、きつめに包帯を巻くことが重要だなと思いました。

原型の勉強はここまでです。

 

次は袖について勉強します。

はじめてのBlythe Outfit 勉強会(0時間目)

服装コースが終わったら挑戦したいと思っていたブライスの洋服作りを始めました。

 

目標

自分でデザインをした洋服を作れることが目標です。

今日は洋服作りの参考にする教材について紹介します。

 

ブライスアウトフィット作りの教材

教材はさびこさんが紹介されていた「型紙の教科書」です。

www.dollscloset.net

デザイン、型紙作成、縫製までわかりやすかったので、この本から勉強してみることにしました。

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トップス(左)とボトムス(右)の2冊に分かれています

 

型紙の教科書の特徴

人形の体型は人間の体系とは異なっていることや、人形のモデルによって体型も大きく違うことから、作りたい人形を元に立体裁断で型紙を作ります。

特徴1:マンガ風の説明

原型作りの様子が要所ごとに1コマの写真になっています。

その横で2匹の動物(ウサギとネコ)のキャラクターが作り方のポイントを会話しながら説明してくれます。

文章も少なく、マンガを読むような感覚で読み進められます。

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写真と自分の作業状況を見比べながら進められる所が分かりやすいです

本の製作過程の写真と自分の作業状況を見比べながら作ることができるので、ここはどうしたらいいのだろうとつまづく部分はほとんどなく、初めてでも取り組みやすいです。

特徴2:失敗しやすいポイントも書かれている

必ず抑えて欲しいポイントに加えて、著者が失敗しやすいと感じたところとその対策もしっかり書かれており、失敗を回避しやすいです。

特徴3:基本からアレンジまでバリエーションが豊富

基本がしっかり書かれている型紙の教科書ですが、アレンジの説明もあります。

トップス場合、原型の作り方に加えて、袖、衿、ワンピースへの発展の仕方まで説明されています。

ボトムスの場合、長方形の布から作るスカートから円錐の布、フリルスカート、パンツなど基礎からアレンジまでバリエーションが豊富です。

特徴4:型紙がある

自分で測定するのはまだ自信がないという方には人形のモデルごとの型紙も用意されているので、原型の作製を省くこともできます。

 

この2冊があれば基礎から応用までさまざまな洋服作りができるようになれそうです。

早速次は原型の作成をします。

Blythe 丸襟ワンピースを作りました

ブライスの洋服を初めて作ってみました。

細かくて自分にできるのかなという気持ちもあり、なかなか作ろうという気持ちになれなかったのですが、さびこさんが作っていたワンピースがとても素敵で後押しされました。

www.dollscloset.net

 

作ったもの

さびこさんが紹介されていた「HANON Doll Sewing Book」から丸襟ワンピースを作りました。

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HANON Doll Sewing Book

 難しくて、初めての洋服になぜこれを選んでしまったのかと後でちょっと後悔しました...

 

生地

生地はオカダヤで売っていたリバティのはぎれ(30x34cm)を使いました。

丸襟ワンピースのパターンだと、はぎれが1/4くらい余るので、一部ちょっと失敗してもあまり布でもう一回作り直しもできそうです。

 

パターン

HANON Doll Sawing Bookには3つのサイズのパターンが掲載されています。

サイズごとに色わけされていたり、合わせ目もきちんと書かれているので、わかりやすいです。

これくらいわかりやすいパターンを引けたらいいなと勉強になりました。

BlytheはMサイズなので赤いパターンを写します。本当はコピーして切り取るのがいいのですが、家にスキャナーがないので、普通の洋服作りのように薄紙にパターンを写してから、チャコペーパーで布にパターンを写しました。

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パターンを写し裁断したところ

前身頃はピンタックですが、数ミリの幅で縫うのはまだ私には難しいのでピンタック無しにしました。手縫いなら細かくてもなんとか頑張れる気がするけど、ミシンになるとまだ細かい作業はできなさそう...

 

ミシンがけ

襟、ー前身頃、後ろ身頃、袖、スカートの順に縫い合わせます。

パーツがとても小さいのでまち針を多めに細かく打って、ミシンでゆっくり縫いました。

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パーツの細かさに心の中で泣きながらやっと完成...

袖は前身頃、後ろ身頃、袖の三箇所を合わせるのが細かすぎてとても難しかった...

ギャザーは普通の洋服作りでもあまり得意ではないのですが、人形サイズの洋服はサイズが小さい分さらに難易度が上がったような気がしました...

 

ミシンがけは2〜3時間ほどで意外と早く完成しました。

ミシンが家にないので週末実家でミシンがけ部分を作っていたら、母が何を作っているのかと興味津々で見に来ました。「お母さんにもワンピース作ってほしいな!」と言っていましたが、こんな可愛らしい洋服、母(60代)に似合うのかしら...

 

試着

カプチーノチャットさんに着てもらいました。

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図書館のお姉さんみたい?
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全体の着た感じ(前と後ろ)。洋服に合う靴がなく裸足...

襟の中心がちょっとずれてしまった...

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襟はチェーンステッチです

 

感想

今回はピンタックがなくてちょっと物足りない感じですが、いつかはできるようになりたいです。

裁断部分の始末も綺麗に始末できるようになりたいなと思います。普通の洋服だとロックミシンをかけるけど、人形サイズだとどうしているんだろう?特に襟部分の裁断した部分がケバケバして気になったので、のり付きバイアステープで始末しました。

難しかったですが、とてもかわいくて秋らしい洋服ができたのでまたチャレンジしたい♪

 

Blythe Ballerina Costume

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最近よくトンボ(青っぽいトンボ)を見かけるようになり、夏の終わりが近づいているのかなと感じる今日この頃です。

 

代官山のJunie Moon Shopで開催していたDreamy Ballerina展で一目惚れしたバレリーナ衣装の紹介です。

バレエは見に行ったことはありますが、やったことはないです。華やかな衣装にちょっと憧れます。

 

一つ目はAtelier Cat’s tailさんの衣装です。

クラシック・チュチュという古典バレエで使われる舞台衣装です。

スカートが水平に広がるスタイルで、バレエといえばこの形の衣装が思い浮かびます。

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細かく作り込まれています

ゴールドの生地に、様々なビーズが散りばめられていてとても豪華なのに、控えめでクラシックな感じに一目惚れでした。

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バレエシューズとシューズの入れ物まで細かく作られています

オレンジアンドスパイスさんに着せてみました。

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エキゾチックな感じがぴったり

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髪飾りの刺繍が素敵

この髪飾りをとても気に入っていて、髪飾りの写真に、最近はまっているアプリを使ってDM風にアレンジしたのがトップの写真です。

アプリの話は次の記事で書こうと思います。

 

二つ目はAtelier MARIONさんの衣装です。

ロマンティック・チュチュというスカートがひざ丈くらいまであるスタイルです。

この衣装はJunieMoonShopのインスタグラムで紹介されていて気になっていました。

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淡いブルーのふんわり優しい衣装です

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バレエシューズも青で統一されています

この衣装はカプチーノチャットさんに着せてみました。

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ティンカーベルみたい?

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お花の髪飾りもかわいい

全体の写真も撮ってみました。

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それぞれのブライスの良さが引き出されているかな...

長くたのしめるように大切にしたいと思います。

DreamyBallerina展はこのあと新宿店に巡回するそうです。展示内容も若干変わるようなので、予定が合ったら行ってみようかな。