思いついたときに書く日記

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

ホームルーターwifi HOME02を使ってみました

去年テレワークが始まると言われて最初に困ったのは家にインターネット環境とパソコンがなかったこと。

何も環境がない人は会社からも借りられたのですが、私は実家にテレワークできる環境があった(大学で必要だったので自分で整えた)のでテレワークになると実家に貸してもらいに行っていました。

リモートワークが長期化すると、時々家族もパソコンを使うこともあり、ずっと借りっぱなしは申し訳ないかな、自分の家にもインターネット環境を作ったほうがいいかなと思うように...

 

普段家でそこまでインターネットを使っていないので手間とお金のかかる光回線を引くより、速度は少し遅いけれど工事不要で金額も安いホームルーターを使ってみることにしました。

使ってみたのはUQWimaxのwifi HOME02です。

ホームルーターで一番通信速度が速いのはWifi HOME l02という口コミが多かったのですが、最高速度を出せる条件があり、私の住んでいる地域では最高速度を出せなかったので、最高速度は劣りますがwifi HOME02を使ってみることにしました。

 

使ってみないと実用性があるのか判断できませんが、もし性能に満足できない場合は届いてから8日までに返却すればて違約金なし※で契約を止めることができます。※手数料3000円は引かれます。

 

プランについて

プランは通信料の制限のないギガ放題プランと月7GBまでのライトプランの2つがあります(ライトプランの方が600円くらい安い)。

私が申し込みをした当時は3ヶ月までは2つのプランで料金が同じだったのでギガ放題プランにしました。

途中でプランの変更をすることができるので、リモートワークなどでたくさんデータのやりとりをする月はギガ放題プラン、それほど使わない月はライトプランにするなど、使い分けることができます(ただし変更は月1回まで)。

 

ホームルーターの設定

申し込みして5日ほどでホームルーターが届きました。

コンパクトなルーターです。

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ホームルーターSIMカードを差し込み、電源に繋ぎ、つなぎたい端末でwifiの設定をすればすぐに使い始められます。

スマホにアプリをダウンロードすれば、データの使用量や通信速度の確認、高速通信への切り替えなどができます。

 

通信速度について

使い勝手を比較するために実家の環境で使ってみました。

朝、昼、夕方でインターネット速度を測定してみると、上り下り共に光回線の約半分でした。

下りの速度は大体25〜30Mbpsで、このくらいの速度だとインターネット検索や、電話会議については光回線と同じくらい使えました。18時以降になると使う人が増えてくるのか、ホームページを見るときにちょっと反応が遅くなってきたかも...という感じです。

光通信との差を感じたのはデータ(画像や動画)のアップロードです。上りの速度は5〜10Mbpsで、スマホで撮った短い動画をアップロードするとちょっと遅いなというくらい、大きなデータのアップロードは遅すぎて使えないという感じでした。

 

通信速度の制限について

先ほどギガ放題プランは通信量の制限がないと書きましたが、実際は細かな制限があって3日間の通信量の合計が10GB以上になると翌日の混雑時間帯18:00〜26:00に通信速度が1Mbpsに制限されます。大体テキストメールを送れるくらいの速度です。

10GBをオーバーしても日中は通信速度制限はないので、残業がなければ仕事には支障はなさそうです(ただし18時前に終わる必要がある)。

私の場合、データのやりとりがなければ1日3GB程度ですが、データのやり取りがある場合は3日で10GBはすぐに使い切ってしまいそうでです。データのやりとりが多い人は高速で制限のない光通信の方が安心して仕事ができるかなと思います。

おまけで休日にいつも通り動画を見てみたところ、4時間ほどで3GBほど使っていました。動画の見過ぎでうっかり制限を超えないように気をつけたいところです。

 

1週間ほど使ってみた感想は、メールのやりとり、インターネット検索や、web会議程度30分x2〜3回)なら問題なく使えそう、複数人でwifiを繋ぎたい場合や大きなデータをやりとりする場合はちょっと通信量や通信速度がが足りないという印象でした。

引っ越しが多くて光回線を引くのを躊躇する方や、データのやり取りをたくさんしない方にはお手頃でいいと思います。

私も急な対応が必要でなければ十分使えると分かったので、今後も使ってみようと思います。

 

明日から通常勤務に戻り久しぶりの出勤です。

大学の友達とリモートワークが長すぎると、あんなに嫌だった出勤がちょっと楽しみになるよねと話していました。1週間、頑張ろう。

t-sweaterを作る(その2)

ミクニッツ大物編の後半には、各セーターを作った背景や工夫したポイントなど、三國万里子さんの一言コメントがまとめられています。

 

これから編み始めるt-sweaterのパターンは、オリジナルの糸が廃盤になったため、現行のアラン糸に合わせて調整し直したもので、オリジナルのパターンより少し細身になっているそうです。

今までのミクニッツのパターンをそのまま収録していると思っていたので、そんな細かな変更も入っているんだと驚きでした。

いくつか自分が持っているパターンと重複しているのもあるし、ミクニッツの本を購入しようか悩んでいたのですが、購入して良かったです。

 

早速編みはじめます。

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久しぶりに太い針でザクザクと編んでいきます。

セーターは見頃を上または下から順番に編んでいくものが一般的ですが、t-sweaterは横から編んでいきます(目の方向が横になる)。

左腕、見頃、右腕の順に水平方向にスキャンしていく感じ。

今までにない編み方なのでとても新鮮です。

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左腕はスムーズに編み終わったのですが、つまづいたところが2つほど。

 

一つ目は身頃の裾付近の「引き返し編み」。

聞いたことないなぁ...と思いましたが、つい最近CLOUDYで編んだ技法でした。

SNSで検索していたら、三國さんの著書「編み物修学旅行」の説明が分かりやすいということで読んでみるとshort rowsという方法で肩の傾斜を形成したときに編んだことがあったのでした。
編み図を見ていて気になったのは、説明では8段ごとに引き返し編みとあるのに、パターンを見ると二目一度を2段ごとにするように書いてあるように見える...

8の倍数以外の段の二度一目の記号は必要なさそうと思ったので普通に編みます。

 

二つ目は衿の作り方。

襟の直前までは前後身頃がつながったまま編んでいたけれど、衿をどうやって分けるのか...と一瞬悩みました。

衿の部分から前後分けてに編めば良いのかな。

でも自信がないので、ヒントがないかなとネット検索もしてみました。

ミクニッツのキットを編んでいる方のブログを発見し、分けて編むので正解みたいでした(ほっ...)

本は細かな説明や繰り返しは省略されてしまいますが、キットなら省略されずにちゃんと書いてあるんだなぁと、キットの編み図の良さも再発見しました。

後ろ見頃を衿の最後まで編んだ後、前身頃を編みはじめているところです。

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メリヤス編みがずっと続きますが、引き返し編みや増し目と減らし目がコンスタントに続くので、一段づつ図を確認しながら進めます。

前身頃も衿の最後まで編みました。

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次は、前後見頃を合流させて...

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残りは目を減らして右腕まで行きます。

いつもは完成後に水通しするのですが、糸を再利用していて目がぼこぼこしてしまっている...(糸をほどいた時にスチームアイロンをかければ良かったかも)。

閉じはぎの時に目が整っていないと作業しにくいのでここで水通ししました。ぽこぽこしていた目が整いました。

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セーターの開きです。

これを半分に折ると...

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いっきにセーターらしくなりました。

脇を閉じるとこんな感じに。

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1ヶ月ほどで完成しました。

大体サンプル写真と同じような形になったので引き返し編みはそれなりに正しくできたのかな?

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サイズもシルエットもすごくいい。色違いでもう一着欲しくなる。

 

初心者の方も編みやすいパターンですが、情報が所々省略されていて、悩むポイントもありそうです。

単調すぎずサクサク編めるパターンでした。

 

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Data

t-sweater

Book:ミクニッツ大物編

Yarn:Queen Anny

t-sweaterを作る(その1)

去年発売された三國万里子さんのミクニッツ大物編からt-sweaterを作ります。

うれしいセーターのGenとどっちにしようかなと悩んで、形やサイズ感が好みだったt-sweaterを編むことに。

 

最近着ていないセーターを再利用できないかなと考えました。

QueenAnnyで編んだガンジーセーターを解いてt-sweaterにしてみます。

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ガンジーセーターはマス目模様が美しいセーターです。

とても好きなデザインなのですが、男性サイズなので、私が着ると少しだぼっとしたした感じになってしまい使用頻度は低めに...

ちょうどt-sweaterの指定糸(アラン糸)と太さが似ていたので、作り直すことにしました。

 

セーターを地道に解いてダルマの毛糸の糸巻き機で巻き巻きします。

手で巻くのが面倒だったので糸巻き機、やっと買いました。

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ぐるぐると巻く作業が結構楽しい。

 

セーターを解く時に糸が絡まりやすくて大変でしたが辛抱強く解いては糸巻きしていきました。

下準備ができたので編みはじめます。久しぶりの三國さんのパターンに挑戦です。

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お弁当袋を作りました

今使っているランチバッグが古くなってきたので、お弁当袋を自分で作ってみました。

参考にしたのはNUNOTOIROさんの作り方です。

nunotoiro.net

裏布付きで、自分のお弁当箱のサイズで作ることができます。

私のお弁当箱は幅17cm、まち部分6cmなので、少し余裕(1cmほど)を持たせて縦48cm、横33cmの布で作りました。

 

作り方は子ども用のお弁当袋ですが、布や紐などを自分のお弁当箱に合うようなものを選んでみました。

 

表布は福田利之さんデザインの十布02。何年か前の布博で購入したものです。

tenp10.com

十布02は福島にある三和織物で作られている刺し子織です。

戦後栄えていた繊維産業が、海外製品が出てきたことによって衰退していく中で、どうすれば売れるものが作れるのか、柳秀悦先生と考えてたどり着いた製品なのだそうです。

風合いを保つために1時間で1mという速度で織られています。

そんな物語を持つとても素敵な布で、何を作ろうかと寝かしていました。

 

裏布は刺し子の糸の色に似ている布がいいかなと思い、シーチングを使いました。

 

刺し子織を織れる職人さんも今は数少なく、貴重な布と思うと裁断も緊張します。

布を無駄なく使えるように配置を考えて裁断しました。

 

作り方通りに縫っていき、紐を通す前の状態です。

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チャックをつけたらポーチにもできそう。

いい加減な私には、裏布付きのバッグをきっちり作るのは難しいのですが、作り方の説明がとても丁寧で綺麗に仕上がりました(アイロン掛けが重要)。

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5mmの紐を通し、木製のループエンドを通して出来上がりです。

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お昼に持っていくのが楽しみです。

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家で作っていたら「布の柄が良いね」と母に好評でした。余り布で母にも何か作ろうかなと考え中です。

塗り絵をしてみました

ヒヤパ(id:hiyapa)さんの塗り絵企画に参加させていただきました。

 

ヒヤパさんは普段は空き家巡りの記録をされている方で、今では珍しいデザインのお家が見られたり、昔に想いを馳せたり楽しく読ませていただいています。

そんなヒヤパさんですが時々イラストや文章も描かれていて、密かなファンです。

hiyapa.hatenablog.com


先週はバレンタインデーでしたね。

私は全然関係なく、14日はホットケーキを作って食べました(なかしましほさんのパンケーキにはまっています)。

塗り絵のイラストは、チョコレートを届けてくれる郵便屋さんでしょうか。

ポストをイメージして色塗りしてみました。iPadのメモ帳機能を使っています。

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絵心がないので、配色などめちゃくちゃですが、久しぶりの塗り絵、楽しませていただきました。

ありがとうございます♪

椅子を新調しました

リモートワークになって悩んでいたのは腰痛。

社会人になってから腰痛になり、毎週フットマッサージに通うようになってようやく痛みを感じる頻度が少なくなってきていたのですが、去年のリモートワークで自宅の椅子に座り、1週間で腰痛が元の状態に戻ってしまいました。。。

座って1時間もすると痛くてじっとしていられず、痛くなったら立って仕事をしてみたり、正座で仕事してみたり、柔軟体操をしたり、色々紛らわしながら過ごしていました。緊急事態宣言に伴う2回目のリモートワークでは、腰痛をぶり返したくないと思い、腰痛対策の椅子を探してみることにしました。

 

色々検索して購入したのは、バランスシナジー。ちょっと高価な椅子ですが、腰痛を感じながらの仕事は辛くて効率も悪いので少しでも軽減できるならと思い切ってみました。

3ヶ月使って満足できない場合は全額返金保証があり、しっかり使って判断できるということと、保証期間が10年間ということもこの椅子を使ってみようと思うきっかけになりました。

小さめの座面のラウンド型と大きめの座面のスクエア型のどちらにしようか悩んだのですが、私は椅子に長時間座ると太ももが痛くなる感じが気になっていたので、接触面積の少ないラウンド型を選びました。

 

椅子は組み立て前のコンパクトなパッケージで届きます。

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座面と軸と足を説明書に従って組み立てます。

座面は自転車のサドルのような形状で向きが決まっているので間違えないように気をつけます。

正しい姿勢で座れるように高さ調整をすれば完成です(高さは後で変えることができます)。

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丸いフォルムのかわいらしいデザインです。コンパクトでデスク周りが前よりもスッキリした感じもしていいです。

 

この椅子は普通の椅子と違う点がいくつかあります。

座面が傾いている

座面が傾いていることで股関節の角度が調整されて正しい姿勢になりやすくなっています。水平の椅子だと正しい姿勢を意識しないと猫背の姿勢になりがちですが、この椅子に座っていると自然とまっすぐの姿勢で座り続きやすい感じです。

脚の部分がロッキングチェアのようになっている

はじめは不安定で座りにくいかもと心配していたのですが、両足が地面についているので、ゆらゆらすることはありません。意図的にゆらゆらさせてちょっとした気分転換もできます。

母も一緒に使っているのですがロッキングチェアみたいでいいねと言っていました。

オートリターンの座面

座面は回転できるのですが、バネのように自動的に元の位置に戻ります。

普通の椅子のように向きを変える用途で使うこともできるし、ちょっとした気分転換に腰を動かす運動もできます。

 

そんなユニークな椅子を毎日使い続けて2ヶ月過ぎましたが、腰痛はほとんど感じていません。

正しい姿勢で座れていることと、小まめに運動できてずっと同じ姿勢にならないことが良いのかな。

職場の椅子もこの椅子にしたいです。

緊急事態宣言の解除までもうしばらくこの椅子にお世話になりそうです。

出西窯 窯焚きライブ配信を見てきました

東京の土日は晴れて春が来たのかなと思うような穏やかな週末でした。

週末は島根にある出西窯の窯焚きライブ配信をインスタグラムで見てきました。

出西窯は去年「最高に美しいうつわ」という本を読み知った工房です。

私も出西窯のエッグベーカーとどんぶりを使っています。

土の風合いと釉薬の色を両方楽しめるシンプルで普段使いにぴったりな器です。

出西窯では普段から工房の見学ができるのですが、窯焚きの様子はなかなか見学できないので、貴重な機会と思い参加しました。

 

出西窯には登り窯、灯油窯、電気窯といくつかありますが、今回は昔ながらの登り窯の中継です。

火入れから薪をくべるところまで工程ごとに配信され、コメントでの質問に答える実況中継と、定点カメラの中継がありました。

実況中継されている職人さんの話し方が山下達郎さんに似ていて、落ち着いて聴けるわかりやすい実況です。

 

出西窯での登り窯の窯焚きは昔は毎月あったそうですが、灯油窯や電気窯も使うようになったので登り窯で焼くのは年に4〜5回。今回は今年初めての春の窯焚きです。

窯の周辺には田んぼと民家が広がっています。

窯焚きの際はたくさんの煙が出るので周辺にお住まいの方の理解もあって活動ができているそうです。

 

窯焚きで焼く器は3000点ほど。作品を窯に丁寧に並べていきます。

窯の温度は1200〜1300度で位置によって100度ほどムラがあるため、3つの釉薬を使い分けて作品を作っているそうです。

温度の高くなる場所には高温で溶ける釉薬を使った作品を置き、周辺に行くに従って低い温度で溶ける釉薬の作品を置いていきます。

火入れ前に神棚に成功をお願いして火入れを始めます。

窯焚きは技術も必要ですが最後は自然の力に任せる部分もあり、成功を火の神様にお願いするのだそうです。

 

登り窯は階段上に6つの窯が連なっています。修理を重ねながら半世紀ほど大切に使われている窯です。

一番下の窯から火入れして、一つの窯を4時間ほどかけて加熱し、次の窯に移っていきます。

4時間x6つの窯で、ちょうど一日がかりの窯焚きになります。

火を入れた後は、窯の中のいくつかのポイントに設置した温度を測る道具の様子を見ながら、薪をくべていきます。

温度を測る装置は陶器でできていて、棘のような針がピンと立っています。

窯の温度によってだんだん折れ曲がっていき、針が完全に倒れると、火を消すタイミングなのだそうです。

 

薪は窯の様子を見ながら10分おきにくべていきます。

窯は奥行きがあるので、均等に火が回るように小さな穴から、薪を奥の方から手前にかけて順番に薪を投げ込んでいきます。薪を手前に投げると入り口から火が噴き出し、すごい迫力です。窯の中に並ぶ作品に当たらないように投げなければいけない緊張感も感じます。

薪を一通り投げ入れたら窯の入り口の蓋をして、次に入れる薪の準備をして、薪を入れる時間が来るまで待つことの繰り返しです。

待っている間は、これからどうやって火を入れていくかなどの仕事の話をしたりしているそう。

 

窯の当番は8人で4時間おきに交代しているそうで、引き継ぎのため、ノートに記録をつけながら行なっていく繊細な作業でした。

職人さんはに気の抜けない時間が続きますが、私は夜の静けさの中にパチパチと薪の燃える音とコロンと薪をくべる音が心地良く、いつのまにか眠ってしまいましたが、窯焚きはまだまだ続きます。

 

昼間は薪の燃える音の他に、粘土をこねる機械の音や、草刈り機(?)の音、車が通る音といった夜とはまた異なる音が聞こえてきます。

同じ作業の繰り返しが続きますが、薪を投げ入れる作業も人によってスタイルが違っていたりして、飽きずにずっと見ていられます。

 

私が特に面白かったのは、窯によって焼き上がりが異なること。

登り窯は器を置く場所によって若干温度にムラがあったり灰を被ったりして、貫入があったり焼き上がりに色々な表情がありますが、灯油窯は温度の均一性を保ちやすく均一な焼き上がりになるそう。

電気窯は青の釉薬の色が出やすく、出西ブルーと言われる器はほとんど灯油窯で作られているそうです。あとで私の持っている器はどの窯で焼いたものなのか観察してみよう。

 

工房の方は真面目に仕事をしつつ、気さくに質問に答えてくださったり、代表の方が猫ちゃんと登場してくださったり、職場のとても良い雰囲気が伝わってきました。

今は遠くへの旅行はできませんが、状況が落ち着いたら見学に行きたいです。

 

窯焚きの配信は「出西くらしのvillage」のアカウントにアーカイブされているので、見逃した窯焚きの様子も見ることができるので、気になった方は是非見てみてください。

https://www.instagram.com/tv/CLMkndHB3dD/?igshid=199no9hlx5ee8

 

窯出しは水曜日の予定で、その様子も配信するかもということでした。楽しみです。