思いついたときに書く日記

ふと思ったことや趣味のことを気ままに書いています

miknits vintage pattern works フレンチスリーブのサマードレスを作りました

朝晩ちょっと涼しくなってきましたが、昼間はまだまだ暑さが厳しい東京です。

 

洋服チャレンジ3着目は三國万里子さんデザインのフレンチスリーブのサマードレス。

このドレスは三國さんがイギリスで見つけたビンテージワンピースから着想を得て作ったそう。

www.1101.com

 

友人にいただいた布の中でこのワンピースに合いそうなものがあったので早速作ってみることにしました。

赤いサンゴのような模様の透け感のある生地です。手芸屋さんではあまり見かけない、少しざらっとした年代を感じる薄く繊細な生地。ビンテージワンピースにぴったりかなと思いました。

f:id:i_knit_you_purl:20200811204900j:plain
 

エストはゴムでそのままでもいいですが、上からリボンで絞ってシックに着こなせます。

f:id:i_knit_you_purl:20200813080553j:plain

腕周りがゆったりしていて涼しげなデザインです。

f:id:i_knit_you_purl:20200813080628j:plain

腕まわりがゆったりしています

f:id:i_knit_you_purl:20200813080722j:plain

インナーの色との組み合わせも楽しめます

miknits繋がりの話で、昨日Miknits2020の販売が始まりました。

www.1101.com

今年は編み物をもっと広く知ってもらいたいということで、お手頃な価格で編み物を始められるムック(帽子とミトン)を作られたそうです。

糸、編み針、パターンが全て揃っていて、洋服にあわやすい配色やデザインなので編み物を始めてみたい方にぴったりの一冊になっています。

今年のmiknitsは2つの新作がありました。mizudoriの配色(モヘア糸の色の滲み具合)が素敵でした...

再販があるみたいですが、あっという間に完売でした。

私が気になったのはmiknitsで使用しているオリジナル糸をまとめたyarn book。

色や質感を確認できるので代替糸を探す時にも参考になるかなと思っています(miknitsのパターンブックの作品を作る時に重宝しそう)。yarn bookのおまけの三角帽子も可愛い。

また作りたいものが増えそうです。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、サマードレスの話でした。

mパターン研究所 Vネック2シルエットブラウスを作りました

洋服チャレンジ2着目は、mパターン研究所のVネック2シルエットブラウスです。

f:id:i_knit_you_purl:20200813080856j:plain

肩の部分も隠れるノースリーブブラウスです

mパターン研究所のデザインは着たときに綺麗なラインになるようになるようにパターンが作られていて、着てみると既製服との違いを感じます。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081005j:plain

裾が広がりすぎないデザインが絶妙です

このノーズリーブは肩が少し落ちた感じになっていて着た時に袖が体のラインに沿うので柔らかな印象になります。

 

薄地から普通の生地が向いているデザインです。

今回は友人にもらった紺色のリネンとバラの花柄の薄手の生地で作りました。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081328j:plain

薄手の生地でも作ってみました

今回頑張ったのは裾の三つ折り。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081104j:plain

カーブの三つ折りが難しい


横にかけてカーブがあります(ここがとても苦手なんです)。

カーブの部分は荒ミシンをかけ、少しギャザーで絞ってから裾を折り込みます。

説明書通りにゆっくり作ってみると綺麗に仕上がりました。

mパターン研究所のパターンは作り方の説明がとてもわかりやすく(難しい部分のポイントがしっかり書いてある)ので、この通りに作れば綺麗に作れます。

 

初めて洋服を作りたい方はmパターン研究所から始めると洋服の基礎がしっかり勉強できるのでおすすめです。洋服の本は一着の説明ページが2〜3ページに対して、mパターン研究所の説明は最低でも5ページ。細かなところも説明があるので安心です。

説明に目を通す時にどうしてその作業をするのかを考えながら読むと、内容が頭に入ってきやすいです。

mパターン研究所のパターンでいくつか洋服を作ると、一般的な本にも応用できるのでスムーズに作れると思います。

私ももっと早くこのパターンに出会っていたら、文化服装学院の課題の縫製をもっと綺麗に仕上げられたかもと思いました...。

 

リネンはパリッと張りがあってカジュアルにもお仕事にも着て行けそう。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081414j:plain

白のパンツと合わせてみました

薄手のシャツもふんわりシックな仕上がりでちょっとお洒落したいときにも良さそうです。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081524j:plain

薄手のシャツは黒のパンツと合わせました

同じパターンでも素材によって雰囲気が変わるので面白いです。

mパターン研究所 シャーリングAラインスカートを作りました

お盆休み前に友人から布をたくさんいただきました。

友人の祖母が洋服を作るのに持っていたものを譲り受けたそうなのですが、友人は洋裁をしないので使って欲しいという経緯で私がいただくことになりました。

それでお休み中は1日1着服を作るチャレンジをしていました。

 

1着目は今年の前半に作る予定だったシャーリングAラインスカート。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081658j:plain

足下にかけて裾が広がるAラインで、後ろ側は体の丸みに合わせて前側よりもゆとりがあるデザインになっています。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081949j:plain

 

生地は秋冬に着られる少し厚みのある素材にしました。伸びる柔らかで暖かい布です。

 

スカートの左右ににポケットがついています。

f:id:i_knit_you_purl:20200813081842j:plain

ポケットは今回頑張ったところ

ゴムのスカートはどちらが前なのか分からなくなってしまうことが多いのですが、今回はポケットが表布と裏布を合わせて作ってあるので表布が向いている方向が前側と分かりやすくなっています。

洋服作りでポケットもあまり得意ではなかったのですが、説明がわかりやすく綺麗に作れました。

 

洋服チャレンジ、次回に続きます。

オンライン紙博に行ってきました

長かったお盆休みも今日が最終日。

ずっと家にいたけれど、色々計画して充実したお休みを過ごせました。

お休み中に紙博に行ってきました。といっても、オンラインです。

今年は東京、京都、仙台で紙博が開催される予定でしたがコロナウイルスの影響で開催できず、8/3〜14にまとめてオンラインでの開催になりました。

 

今回の紙博では出店者とのオンラインミーティングと、オンラインショッピング、ライブが楽しめます。

チケット(1000円)を購入するとパスワードが発行されてミーティングやお買い物に参加できるようになっています。

 

ミーティング

各出店者が今回の紙博の商品を1時間ほどプレゼンするミーティングやワークショップがあります。

今回は平日にミーティングが開催されることが多かったので私は参加できなかったですが、後でアーカイブを見ることができました。

使い方の説明や商品の気になることをミーティングで直接聞けるので、より商品の魅力が感じられて使ってみたいなぁと思うものがたくさんありました。

ミーティングの中で特に面白かったのはカモ井加工紙さん。

倉敷の工場と中継を繋いで、工場の資料室の様子を中心に工場の様子を配信してくださいました。

各部門の作業をしている方たちのインタビューがあり、ファクトリーツアーでは聞けない裏話が聞けました。

マスキングテープの色は天気や気温で変化するため、毎日マスターの色味と比較して色を調整しているそう。そんな細かな調整をしているとは知らなかったのでマスキングテープ製作にもそんな苦労があるのかと興味深かったです。

また、参加者から意外と売れた柄について質問がありました。意外と売れたのは竹定規のマスキングテープだそうです。ミシンの目盛りや手帳に貼って定規代わりに使われているそう。

私も早速試してみました。定規の目盛りもミシンの目盛りとぴったりです!

f:id:i_knit_you_purl:20200812213234j:plain

ミシンの送り歯に重ならないように注意して貼りました。

ボビンの上に貼っていますが、簡単に貼って剥がせます。

これで0.7mなど細かな刻みのでも縫いやすくなりました。

社員の方々が和気あいあいと楽しく作業されてる様子が伝わりました。

オンラインで繋がっている参加者と会話しながらのミーティングなので、今までの紙博よりもっと出店者と近い距離で濃いやりとりできている感じがしました。

 

ショッピング

お買い物の私のお目当ては水縞さんの飾り日付印(レター)でした。

www.instagram.com

紙博限定の手紙の消印風のスタンプで日付と宛先が書けるようになっています。

インスタグラムで見かけてかわいい!使ってみたい!と思いました。

最近友達からお手紙をもらうことが増えているので返事を書くときに使ってみよう。ふせんにハンコを押してもいいかもしれない。どんな時に使えるか想像が膨らみます。

届くのはこれからですがとても楽しみです。

 

ライブ

ライブも1組約1時間ほどありとても贅沢です。

今までの紙博では買い物で疲れてライブまで見る元気がなかったのですが、今回は全てのライブを見ることができました。

アーカイブがあるので期間中は何度も見ることができます。

コトリンゴさんが普通の日常の幸せを歌う「こんにちは、またあした」はとても心に染みました。

ザ・プーさんのライブ&怪談話もオンラインならではの楽しさがありました。

 

お盆やすみ中は盛り沢山のライブ、ミーティングを満喫し、長いお休みを退屈せずに過ごせました。

じっくり巡るオンライン紙博、とても楽しかったです。もし今までの形に戻れても、こういう形も残して欲しいな。

慣れないことも多くて大変だったと思いますが、イベントを企画してくださった手紙舎のスタッフの皆さん、出店者の皆さん、ありがとうございました。

お家で応援、お取り寄せ-八角錐台瓶(岐阜県)

お盆休みが昨日から始まりました。

いつも通り家でのんびりとしていますが、お休み前に友人から布をたくさんいただいたので1日一着、洋服作りに挑戦中です。

 

第5回目のお取り寄せはガラス作家の安土草太さんのペンダントライト八角錐台瓶です。

f:id:i_knit_you_purl:20200707013413j:plain

 

今年の初めに引っ越しをしてから、部屋が一つ増えたため寝室だけ照明をつけていませんでした。

寝るだけだからなくてもいいと思ったのですが、夜に押し入れで探し物をするときに不便だったので、照明を探していました。あまり明るすぎない照明を...とこだわっていたらこれだと思うものがなく半年以上経っていました。

器と道具のお店中目黒SMLが通信販売をはじめたことをきっかけに、このペンダントライトを見つけました。

f:id:i_knit_you_purl:20200707013328j:plain

ガラスの瓶の中に電球が入っています

ガラスに息を吹き込んだ後に型に入れて形を作っているそうです。

どうやってこの模様が出るのかわからないけれど、濡れた窓ガラスのような雰囲気がとても好きです。

安土さんは若い頃に持っていたアフガニスタンで作られた土の混ざったガラスのコップのような作品を作りたいと心がけているそうです。何も混ざっていない方が製品としては良いのかもしれないけれど、土が少し混ざっていることで、どんな場所で、どんな人が、どんなふうにこれを作ったのか、遠い街の風景が思い浮かびそうです。そんなところが気に入っていたのかも知れないなと思いました。

このランプシェードにも安土さんの工房のある飛騨高山の風景が吹き込まれているのかな。

f:id:i_knit_you_purl:20200707013240j:plain

電気がついていない時も綺麗です

コップくらいのサイズのライトですが、明かりをつけると、ガラスの模様が壁に広がり意外とゴージャス。

f:id:i_knit_you_purl:20200707013529j:plain

壁に広がったガラスの模様

でも明るさは控えめなので寝室にぴったりです。

 

このライトは変換プラグを付けるとコンセントから電気を供給できテーブルランプとしても使うことができます。

ケーブルの長さも70cmもあるので、災害時に発電機につないで照明としても使い勝手が良いかもしれないとも思っています。

 

今回でこのシリーズは一旦終わりですが、引き続きこれからも家で応援できることを続けていきたいと思います。

今も家で各地の製品を楽しめるような取り組みが続々と企画されています。

私は明日から始まる備前焼のオフィシャルショップを楽しみにしています。

 

安心してお出かけができる日が来るのは、まだ時間がかかりそうです。

以前の状態に戻れるといいけれど、もしかすると今の状態が普通になってしまう可能性もあるかもしれません。

今を心地よく過ごせるように身近で楽しめることを少しづつ見つけていく必要もあるのかな。どういうことを楽しめるだろうと時々考えたりしています。

お家で応援、お取り寄せ-みんながちょっとづつしあわせになるフライパン(島根県)

お取り寄せ第4回目は鍛治工房弘光さんのフライパンです。

コロナウイルスによって飲食店や観光業がダメージを受けたことはよく報道されていましたが、ものづくりをされている方にも大きな影響がありました。

島根県にある鍛治工房弘光の小藤さんもその影響を受けた方の一人で、百貨店、旅館などの営業自粛により、受注が減ったそうです。

 

受注がなくなってできた時間を利用して小藤さんが作ったのが、お客さんから以前からリクエストされていた鍛鉄(たんてつ)のフライパンです。

時間をかけて試行錯誤して作ったフライパンに道具として愛着が湧き、お手入れにもこだわりたいと思ったそうです。

そこで作ったフライパンに合うお手入れ道具や、鍋敷き、入れ物を知り合いのものづくりをされる方々に声をかけて作ってもらい、セットとして販売することにしたそうです。

セット販売することで、受注の減った作り手に仕事とお金がまわるそうです。

使う人と作る人がちょっと嬉しくなれるので、みんながちょっとづつしあわせになれるフライパンです。

note.com

 

この取り組みを日本海新聞のLINE版で知り、ぜひ使ってみたいと思いお取り寄せしました。

卵焼き専用のフッ素加工のフライパンを10年ほど使っていたのですが、フッ素加工も所々剥げて焦げ付きやすくなっていたので、この機会にフライパンを新調することにしました。

 

この取り組みはとても反響があったそうで、準備に少しお時間をくださいということでした。

待っている間もフライパンで作りたいものを考えたり、鉄のフライパンのお手入れの方法を調べたり、ワクワクしながら待っていました。

 

1ヶ月後、楽しみにしていたフライパンが届きました。

f:id:i_knit_you_purl:20200706192027j:plain

鍛治工房弘光のフライパン、ストラップ、組子の鍋敷、タワシに和紙の紙袋

普通のフライパンよりも小さめ(手のひらよりちょっと大きいくらい)で、1人分の料理を作るのにちょうど良いサイズです。どの道具からも使うことが楽しみになるワクワク感を感じました。

 

このセットに関わった工房のパンフレットも同封されており、実際に行ってみたくなりました。

f:id:i_knit_you_purl:20200706192110j:plain

このセットに携わった工房のパンフレット

 

フライパンと一緒に使い始めの準備、お手入れなどがわかりやすくまとめられた説明も同封されていて、初めて鉄のフライパンを使う人でも安心です。

早速フライパンを使い始める前に準備します。

まずフライパンの錆止めを焼き切るためにじっくり加熱します。

熱が通ってくるとフライパンの色が黄色に変化しました。

f:id:i_knit_you_purl:20200706210100j:plain

表面にまんべんなく色がつくように...

表面の色が変わったら火を止め、フライパンを冷まします。

 

次にまたフライパンを熱し、暖まったら油をたっぷり入れて2〜3分熱します。

油はオイルポットに戻し、フライパンが熱いうちにペーパータオルで油を擦り込みます。

f:id:i_knit_you_purl:20200706210416j:plain

ツヤツヤになりました

 

これで下準備の完了です。不慣れなので30分近くかかりました...(●´ö`●)

調理に必要な油を敷いて、調理をはじめます。

 

このフライパンで最初に作ったのは、明日のお弁当に入れる卵焼き。

今までは四角い卵焼き用のフライパンで作っていたのですが、今回は丸いフライパンで初挑戦です。

形を整えるのに四苦八苦しながらなんとか完成。

f:id:i_knit_you_purl:20200706210643j:plain

端っこがまだイマイチですが、最後まで巻けだだけよかった?

形はともかく、卵焼きも、フライパンも全く焦げ付いていないのにびっくりです。

下準備の大切さをすごく実感しました。

ホットケーキを作ったらきっと綺麗な焼き色がつくだろうな。

 

使い終わったらすぐにフライパンを洗い、次に使う時のために油を塗ってしまっておきます。

f:id:i_knit_you_purl:20200707004150j:plain

明日も宜しくお願いします。

 

これからちょっとづついろいろなものを作ってみたいです。

f:id:i_knit_you_purl:20200707121624j:plain

翌日お弁当に卵焼きを詰めてみました。

形は歪ですが焼き色も綺麗でおいしかったです。

 

追記:鍛鉄のフライパンセットはふるさと納税の返礼品になっているようです(2021年11月16日時点)

お家で応援、お取り寄せ-八雲塗りの手鏡(島根県)

7月の後半に入っても梅雨明けせず雨の多い1週間でした。

涼しい日が続くのは嬉しいですが、梅雨明けはいつになるんだろう。

でも近くの森からセミの鳴き声も聞こえ始めて夏が近づいているのを感じます。

 

お取り寄せ第3回目は八雲塗りの手鏡です。

八雲塗りは島根県松江市で作られている漆器です。

 

フェリシモと日本の品物を世界へお届けしているeverything from Japan marketのコラボレーション企画からお取り寄せしました。

www.felissimo.co.jp

 

八雲塗りの手鏡は、JR西日本の新大阪から博多駅間で販売されていて、数年前に雑誌で見かけて、気になっていました。

 

八雲塗りの魅力は使うほど色の鮮やかさが増すところ。

漆塗りは木に下地を塗り、その上に漆で絵付けをするのですが、八雲塗りは絵付けの後に透漆(すきうるし)を塗っては磨く工程を繰り返します。

使いはじめの色は控えめですが、使うほど透漆の透明度が増して、時間と共に丈夫で色鮮やかになっていくそうです。

ものは時間が経ったり使うほど古く価値がなくなる(今まで使っていた手鏡はお見せできないくらいくすんで傷だらけになっている)と思っていたけれど、使うほど良くなるというのはすごく新しいと八雲塗りのことを知った時に感じました。

 

手鏡には椿の花が描かれています。

今でも十分鮮やかと思うけれど、これからどんな色に変化して行くのかとても楽しみです。

f:id:i_knit_you_purl:20200707121440j:plain

茶色っぽい椿は経年変化で白くなっていくそうです


椿には縁結びの意味もあるそうです。椿の葉っぱの中にハートが隠れていてかわいいです。

デザインに惹かれて購入しましたが、そういう意味合いもあったとは知らなかったので奥が深いなぁと思いました。